教師ミニミニ体験について聞いてみた!

教師ミニミニ体験について聞いてみた!

皆さんこんにちは。パイセン部署のゆきなです。

今回は教師ミニミニ体験に参加した高校生に取材しました。

教師ミニミニ体験とは?

秋田大学が行っている教職を目指す高校生のための事業。内容は、教職に関する高大連携授業の受講と、小・中学校での3日間の教職体験です。教職の理論と実践にバランス良く配慮されたプログラムです。

自己紹介

秋田県の横手高校2年の小山田勇翔です。

教師ミニミニ体験のスケジュール

自分は母校の中学校の1年B組に、12/20〜12/22の3日間配属となりました。

7:30 学校へ入り、授業プリントの作成などの準備をしました。

8:30 1Bの教室へ入り、朝の会へ参加し一言コメントを述べます。

その後は職員室に戻り担当の先生と授業の打ち合わせを行います。自分は1年生の2クラスに対して数学の授業を1日1コマずつ、2日で計4コマ行いました。内容は、図形の移動(対称移動や回転移動など)についてです。授業は前半の20分は自分が担当して後半の30分は先生へバトンタッチして進めていただくという形でした。いざやってみると、はじめはなかなかうまくいきません笑。想定していた答えが来なくて困ったんです。生徒の考えをスルーする形になってしまいました。授業が終わると先生とミニ反省会をして修正にかかります。試行錯誤を繰り返し、気づけば4回目。これが最後の授業です。ついに、成果が出ました。自分が理想としていた、

①ICT機器を活用して生徒が主体的に取り組む

②問題に対する解答を複数の視点から考察させる

という形の授業を展開することができたんです。初回の時にはうまくいかなかった生徒の考えの受け入れも、ホワイトボードを活用した発表形式にすることでしっかり行うことができました。授業を見学された先生方からはお褒めの言葉をいただきました。教師を目指している自分にとっては自信になりました。

12:35 生徒と一緒に給食を食べました。変わらず美味しい給食でした。

数学以外にも総合的な学習の時間で1Bの教室に入り、生徒の活動を支援しました。そこでは雑談も交えながら生徒との交流を深めました。 

放課後 自分が所属していたバドミントン部の活動に参加し、生徒と一緒に汗を流しました。久しぶりのバドミントンだったので体力の衰えを隠すことはできませんでした笑。

帰宅は18時ごろです。自分は部活動に参加したために帰宅が遅くなりましたが、長い時間を中学校で過ごすことができました。

1日のスケジュールはこのような流れになりますが、それ以外にも受験生の面接練習で面接官役を務めたり生徒の課題チェックを行うなどの様々な体験をしてきました。

どのような気持ちで臨みましたか?

母校での体験だったので非常に楽しみにしていました。不安はほとんどなかったです。ただ自分はあくまで「教師」という立場で参加しなければいけなかったので、生徒への言葉遣いや距離感には十分配慮しました。

印象的だったことは何ですか?

配属された1Bは非常に賑やかなクラスで、みんなが自分を温かく受け入れてくれたので大いに楽しめました。また授業中のレスポンスがとてもよく、自分としては助かりました。

大変だったことはありましたか?

授業プリントの作成ですね。初めてだったので作成のコツなどは知るはずもなく、かなり時間を要しました。

読者の中高生へのメッセージをお願いします。

自分は教師を目指していてこの体験に参加しました。そこで感じたのは、学校の外での体験は自分に刺激を与えてくれるということです。今回の体験は記憶に深く残りましたし、何より体が3日間で得た感覚を覚えました。これが大事だと考えてます。

学校で習う科目だけが勉強ではないと思います。学校の外の世界を体験して少しでも社会を知り、その感覚を体に染み込ませてください。刺激されて初めて新しい発見をすることもあります。そうやって学校の外でも勉強してください。それはいずれ役に立つ時が来るかもしれません。

 

インタビュアーより編集後記

最後まで読んでいただきありがとうございます!

今回は私の中学の同級生に取材を依頼したのですが、私は自分の住んでいる秋田にこんなに素晴らしいプログラムがあることを初めて知りました。この記事の作成を通して学校外で実際に体験してみることの大切さを私も感じることができました。是非皆さんもやりたいことにチャレンジしてたくさんの経験を得てください!

 

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