-未経験からの優勝- WEIN CHALLENGERS PITCH

-未経験からの優勝- WEIN CHALLENGERS PITCH

Hello,Everyone!

最近AGTというアメリカの某オーディション番組の中で公開されたBTS(防弾少年団)のDynamiteという曲のパフォーマンスを見て、こりゃ売れるわ。と完璧に納得したベイカーです。

今回は、先日校プロのプログラム記事でも紹介させてもらった10/17,18開催のWEIN STUDENT SUMMIT内で決勝が行われたWEIN CHALLENGERS PITCHに出場し、見事グランプリに輝いた芝浦工業大学2年の湊夏海さんにお話を伺ってきました。

WEIN(ウェイン)に興味をもっている方だけでなく、何か社会に想いを届けたい方にも読んでいただきたいです。

WEIN CHALLENGERS PITCHとは?

夢や志が社会に向く若者の熱い想いを、クラウドファンディングを通じて実現させるピッチコンテストです。

ピッチテーマは、自身が思う「社会課題とその解決のためのアイデア」。

優勝企画は、国内クラファン史上、最速、最高金額、最多支援者数の記録を持つWEINがリソースとノウハウを投入し、その実現に最後までコミットしてくれます。

書類の1次審査、面接の2次審査、WEIN代表の溝口さんへのプレゼン(最終選考)を勝ち進んだ8名が1万人の学生の前で、6分間のプレゼンをします。

悔しくて参加した-参加のきっかけ

参加するまでの経緯ときっかけを教えてください!

実は今まで、課外活動や校外活動に参加したことが全くないんです。

大好きな海が汚染されているという現状を知って、高校一年の時から「海洋プラスチック問題を解決したい!!」そんな思いを持っていて、親にはその話をしていました。

でも、当時は地方を観光や建築で活気付けたい想いから建築学部に進学し、建築家・巨匠になること、それからたくさんのお金や多くの人を動かして、海洋プラスチック問題解決のためのNPO団体を作るという人生設計を思い描いていました。

しかし今夏、お父さんからオランダの「The Ocean Cleanup」というNPO団体と活動を教えてもらいました。その団体は2013年に当時18歳だった少年が立ち上げました。

「海洋にあるプラスチックを回収しようと本気で考えてる人は他にいない」と謎の自信があり、大人になったらぜったい実行したい!と思ってたけど先を越されたようで悔しかった

そして、WEIN CHALLENGERS PITCHの存在をたまたま知って、ここでやるしかない!と応募しました。

WEIN CHALLENGERS PITCHの魅力

WEIN CHALLENGERS PITCHの魅力を教えてください。

1、選考を通じて自分が解決したい課題や、解決へのアイデアが明確になる。

2、優勝をすればWEINからクラウドファンディング などでバックアップしてくれる。

3、自分の解決したい問題を1万人以上の人の前で伝える機会。

4、また、伝えたことによって自分と同じ志を持っていた人が僕も私も!と声を上げてくれる。

そんなところが魅力かな。

そして、今では「どんな団体にする?」「既存の団体が起こせてないような大きなムーブメントを起こすにはどうする?」そんなことを話し合う仲間ができました。

 

具体的にどんなメッセージを伝えたの?

海洋プラスチック問題って本当に深刻な問題なんです。

実は、世界でも年間800万トン以上(ジャンボジェット機5万機相当)のゴミが新たに流入しています。

現在は全世界で3億トン以上にもなっていて、2050年には海洋プラスチックゴミの総重量が海の魚の総重量よりも重くなると言われています。

現在も海全体の3分の1の生き物の体内にプラスチックゴミが溜まっているデータもあります。

大好きな海が汚れても良いのか、
私たちのせいでこれからも生き物を苦しめてしまうのか?
そんな思いを伝えました。

自分たちが知らない間に傷つけてしまっている。

そんな問題意識、危機意識を持ってもらいたい。そんな思いでした。

途方もない規模の問題

プログラムの進行中に辛かった事はありますか?

どんどん選考が進んでいく中で、「どうしたらみんなに問題意識、危機意識をもってもらえるのか」を考える中で具体的なデータを集めてみると、海洋プラスチック問題の規模がとてつもなくて途方もない問題だということに気づいたんです。

本当に解決できるのか、自信が揺らいだ時もありました。

それでも「解決したい!」「解決できる!」そんな根拠のない自信と使命感が自分の中で湧いてくるのを感じました。

このピッチで残った他の参加者の方の中にはピッチやプレゼンに慣れている方が多く、その中で勝っていかないといけない厳しさや、伝えたいメッセージも実現したい世界観、ビジョンもたった6分で伝えないといけない難しさもありました。

しかも溝口さんへのプレゼンの時までは、「解決に一番早くアプローチできるのでは?」という理由から上記の「The Ocean Cleanup」を日本に誘致しようとしていたんですけど、「え?自分でやらないの?」そういう視点でフィードバックを頂いて、「聞いてる人にはそう映ってしまうのか、痛いところを突かれた。」って思いました。

溝口さんのフィードバックから自分の中での意識が少し変わり、より自分がこの目標に向かう過程にコミットする道を選択し、プランを変更して当日のピッチに挑みました。この意識の変化がなければピッチの優勝は難しかったのかもしれません。

嬉しかったこと

では、嬉しかった事は何ですか?

まず、魅力のところでも言ったように同志や仲間が集まってくれたり応援してくれる事です。優勝してからもDMで声かけてくれる人もいますし、選考中にWEIN側からピッチに向けてメンターの方を付けてくれてるんですけど、壁にぶち当たった時にその方が「いけるよ!」「俺と一緒に優勝しようぜ。」と言ってくれた事ですね。

多くの人に「仲間になりたい」「応援してる」

友達からも「俺も同じこと思ってた!」「こんなこと考えてたんだ。」

そう言われたのがすごく嬉しかった。

読者の方へのメッセージ

これから社会に向けて想いを打ち明けたい人、ピッチやコンテストに出ようとしてる人にメッセージをお願いします。

私は今まで海洋プラスチック問題を解決するための行動を何も始めていなかったし、今までは家族以外にはそんな自分の側面だったりキャラを見せていませんでした。

書類選考の時も大学の勉強と両立できるかという不安から最後の最後まで応募するか迷っていた。

それに私の解決したい問題はもしかしたら私が生きているうちに終わる問題ではないかもしれないという不安もありました。
でもそれは今行動しない理由にはならないと思いました。むしろ「今ここで進まないと、こんなチャンスはもうないかもしれない。今やんなきゃ。」って溢れたその思いだけで応募した。

実を言うと、最初はまったく自信はなくて予選すら通過するとは思ってなかったからバイトもめちゃくちゃ入れてたし、なんなら当日もバイトを入れてたぐらい。

でも決勝まで進んで感じたのは、ピッチに慣れてるかももちろん大事だけど、自分の中に秘めている熱い想いが何よりも大切だと言う事です。

その想いが強ければ、人の心も動かせる。

応援してくれる人も多く出てきてくれます。

友達にはピッチ二日前にインスタのストーリーで出場を伝えました。

いつもとのギャップで驚かれないかって不安もあったけど、

そういうことも含めて「夏海」と友達でいてくれた。だから、もっと前からこう言う真面目な一面を出してたらもっと楽しかったのかなー。って思う。

だから、自分が「やった事ないから。」と言ってやらないのはもったいない。

なんならもっと早くやってみたかった。

皆さんにも挑戦してほしい。

自分がそう言うキャラじゃなくても!!

 

皆さん、最後まで読んでいただきありがとうございました。

湊夏海さんを含めピッチでの様子を見てみたい方は、
https://youtu.be/85fwLuIHOhI
こちらのリンクからお飛びください。

 
湊夏海さんのTwitter

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