高校生で「TEDx」運営するのってどんな感じ??➡︎実際に聞いてみました。

『【パイセンに”TEDx”について聞いてみた】by福井一玄パイセン(元「TEDxKeioHighSchool」実行委員長・株式会社D2C主催「アプリ甲子園2013」第3位に入賞・現在慶應義塾大学薬学科に在学中)』

<この記事の内容をざっくりと要約すると!>
これは世界最大級の講演プロジェクト「TED」内のプログラム「TEDx」を自分の高校で開催しちゃった人による運営体験談と当活動の紹介記事です。

ちょ、ちょっと待って何言ってるか全然理解できない!っていう人はこちら
➡︎「パイセンに聞いてみた!」って何?!、てか何このサイト?!

【TEDとは】

【以下インタビュー本文】

※TED及びTEDxについて詳しく知りたい方はページ下部の説明をご覧ください。

浅井(当サイト運営者):こんにちは。今日は日本最年少でTEDxオーガナイザーをつとめた福井さんにお話をお伺いしたいと思います。TEDはどういうイベントか教えてもらってもいいですか。

福井:TEDは米国発祥の人気プレゼンテーションイベントで、これを独自のかたちで行う派生型は「TEDx」と呼ばれています。さまざまな人がさまざまな分野における自分の経験やアイデア、考え、提案を自由に発表する演説会です。

浅井:簡潔な説明ありがとうございます。まず、TEDxKeioHighSchoolではどんな方が過去にスピーチされたのか教えてください。

スピーカーは超豪華!!

福井:TEDxKeioHighSchoolでは、学生スピーカーに加え、慶應義塾一環教育の高等学校を卒業した方をスピーカーとしてお招きし、スピーチを構成しています。

ご卒業生の方の一部をご紹介すると、第一回目は、東証一部上場企業の面白法人カヤック代表取締役CEOの柳澤大輔さん、映画『ちはやふる』監督の小泉徳宏さん、クラウド名刺のSansan株式会社代表取締役社長の寺田親弘さん、第二回目は、TVアニメ『マクロス』シリーズ原作者の河森正治さん、フランスパン専門店で有名なメゾンカイザー代表取締役の木村周一郎さん、トロンボーン奏者の清水真弓さんなど、学生スピーカーも含め、スピーカーは全く異なった分野でご活躍されている方ばかりです。ホームページなどで詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。

浅井:有名な方の講演を2時間くらい聞くのに比べ、活躍している方の色々なアイデアを沢山聞くことができる贅沢な企画ですね。ところで、どうして開催しようと思ったのですか。

福井:実は「スピーチ」という言葉は慶應に非常に関係のある言葉で、福澤諭吉がSpeechの訳語として「演説」という言葉を考えたと言われています。慶應義塾の一貫教育校の高校は、国内4校にニューヨーク学院を加えた5校存在しますが、高校で生徒会に所属していた私は、学校を超えた交流が少ない様に感じていました。

中学生のときの経験が開催のきっかけ

浅井:なるほど。福井さんは中学生の時にTEDxでスピーチをされていますが、それが開催のきっかけですか?

福井:そうです。中学生の時に登壇したTEDxKeioでは、学校や世代を超えた、横と縦のつながりが一気に広がる雰囲気を重視していました。その時に知り合った方とは今でも仲良くしている方やお世話になっている方もいます。その時の雰囲気を思い出し、TEDxの開催を通して生徒が知り合うきっかけになればと考えました。

浅井:なるほど。慶應義塾のホームページで、このイベントは全て高校生だけで準備を進めたと拝見しましたが、どんなことが大変でしたか?

福井:まず持ちあがった問題は会場をどこにするのか。生徒会の協力を得て学校の開設70年事業の一つとして認められた後も会場探しは難航しました。さらにTEDxを開催するためにはTEDの主催団体からライセンスを取得しなければならないのですが、応募のためのやり取り、書類の記入、主催団体が行う面接まですべてが英語で、これも大きな問題でした。

浅井:交渉全てが英語というのはなかなか大変ですね。学校に認められても難航したというのはなぜですか。

福井:高校生が直接相手の団体と交渉してイベントを開催するというのは本当にできるのかということが問題になりました。ライセンスを取得した時は、本当に取得出来たの!?とかなり驚かれました。

開催して感じたこと

浅井:そうですよね。開催してみて感じたことはなんですか?

福井:とにかくやってよかったということです。このイベントを通して、今後なにが生まれるのかということは全くわかりませんが、良いものを作り上げるために、意見を出し合って、時には衝突しながらも、本番に向けて駆け抜けていったことは意味があることだと思います。また、オーディエンス(観客)としていらしていただいた皆さんからとても良かったというお言葉をいただき、それが昨年12月に開催した第2回、そして今年12月24日に開催する第3回目に繋がったのだと思います。

浅井:いいですね!最後に今度開催予定のイベントについて教えてください!

福井:次回のTEDxKeioHighSchoolは12月24日に開催されます。今回のイベントはco-organizerとしてお手伝いしているのですが、今回中心となって運営している慶應義塾高等学校3年の中井くんにメッセージをもらったのでそれを最後にご覧いただければと思います。12月のTEDxぜひいらしてください!

浅井:今日はお話ありがとうございました!イベント楽しみにしています!

本年度のTEDxKeioHighSchoolオーガナイザーよりメッセージ

 今回私はTEDxKeioHighSchool に観客として参加しました。福井くんに誘われて行ったのですが、正直最初はあまり乗り気ではありませんでした。講演会で登壇者が聴衆の無関心をよそに、自身のご自慢や専門的な話ばかりなさるのに辟易した経験が何度かあるからです。
しかし、TEDxはそんな私の先入観を見事に吹き飛ばしてくれました。
まず驚いたのは、スピーチの中に聴衆を楽しませる、聴衆の興味を引く工夫をしていたことです。特に印象的だったのは、貝の研究で世界的な成果を上げた塾高生のスピーチです。「貝は軟体動物ですが、軟体動物だけに堅い話はしませんので安心して下さい。」という冒頭のジョークで一気に会場中の緊張がほぐれました。内容は彼の発見で、専門用語が時折出てきましたが、ジョークという彼の気配りにこちらも最後まで興味を持ってスピーチを聞くことができました。
次に、スピーカーがスピーチを通して聴衆にメッセージを伝えているのに感動しました。バイオのベンチャーで研究をなさっている村上慎之介さんは、環境情報学部のキヤンプの参加をきっかけに、進路を理工学部から環境情報学部に変更しました。この体験を基に、客席にいる高校生に対して、「自分が知らないから選べない、というのはとてももったいないので、いろんなことに興味を持ってその上で学部を選んでほしい」ということを、強くおっしゃっていたのがすごく印象的でした。
このイベントをきっかけに、毎日TEDやTEDxの動画を見るようになりました。
最先端の科学から迷惑メールの撃退法まで、新しい発見に溢れていて、毎日がとても楽しいです。
皆さんも、TEDxで日常をもっと楽しいものにしませんか?

TED及びTEDxについて詳しく知りたい方は以下の説明をご覧ください。

(【さらにパイセンの体験談を読みたい方はこちら】)

〇What are TED and TEDx?
TED(Technology Entertainment Design)とは “Ideas Worth Spreading”をキーワードに、年に1回カリフォルニア州で行われているプレゼンテーションイベント。登壇者の専門は科学、スポーツ、芸術と幅広く、過去の登壇者の中にはマイクロソフト社会長ビルゲイツ氏や、元アメリカ大統領ビル・クリントン氏など。

 一方、TEDxはTED本部から公式にライセンスを取得して、TEDの規定・形式の下で独自に運営されるイベント。TEDxは世界各国に広まっており、TEDxTokyoやTEDxKyotoなど都市主催のものに加え、TEDxUTokyoやTEDxKeioUなどコミュニティが主体となり開催するものがある。

 TED及びTEDxでの全てのスピーチは、YouTubeでの動画公開を通して、誰でも視聴が出来、最近ではNHKの「スーパープレゼンテーション」での放送も行われている。

〇Then, what is TEDxKeioHighSchool?
  慶應義塾では現在(2017年7月時点)まで5回、TEDxを開催している。

TEDxKeioHighSchoolは慶應義塾高等学校のコミュニティが主体となり、慶應義塾の一環教育の高等学校4校 (慶應義塾高等学校、女子高等学校、志木高等学校、SFC高等部)に在籍する有志の生徒が協力して運営するTEDxイベント。

過去の卒業生スピーカーについて(肩書きは登壇時)

1回目 

ホームページ:http://www.hs.keio.ac.jp/Seitokai/tedxkeiohighschool/

・寺田 親弘氏 – Sansan株式会社 代表取締役社長
・柳澤 大輔氏 – 面白法人カヤック 代表取締役CEO
・小泉 徳宏氏 – 映画監督
・梅若 幸子氏 – Umewaka International株式会社代表取締役
・日置 駿 氏 – ヴァイオリニスト Orchestra MOTIF代表

2回目 

ホームページ:http://www.hs.keio.ac.jp/Seitokai/tedx/Prism/

・河森 正治氏 – アニメーション監督、メカデザイナー
・木村周一郎氏 -メゾンカイザー・オーナーシェフ
・熊崎俊太郎氏 – ティーブレンダー
・清水 真弓氏 – トロンボーン奏者
・宮下 晃樹氏 – NPO法人 SAMURAI MEETUPS 代表理事
・北野 雅史氏 – 青山花茂本店 5代目
・河端 瑞貴氏 – 慶應義塾大学 経済学部 教授
・村上慎之介氏 – 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教

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