好奇心の芽をグングン伸ばそう!大阪大学SEEDSプログラム

好奇心の芽をグングン伸ばそう!大阪大学SEEDSプログラム

こんにちは〜!!パイセン部署のまりかです。突然ですが皆さん、動物や植物は好きですか?そうでなければプログラミング、宇宙、量子コンピュータに興味がある?微生物?3Dプリンタや超伝導?どれにもピンと来てなくても大丈夫!今日紹介する大阪大学SEEDSプログラムは科学好きの高校生はもちろん、科学初心者の高校生でもゼロからサポートが付き、研究ができるプログラムとなっています。

 

お話を聞いたパイセンは大阪府在住の高校2年生、大城彩奈さん。プログラムの良さをとことん語り尽くしてくれました!今回は初のPodcastとの連携企画、このインタビューの一部をPodcastで聴くことができます。パイセンの熱意がより伝わる生の声でもお楽しみください!



続きはこちらから!→校外プログラム大全Podcast

 

大阪大学SEEDSプログラムとは?

このプログラムでは参加者が大阪大学の先生方による講義や講義後の少人数ディスカッション、最先端科学技術体験ツアーから、留学生との交流まで幅広い「科学」を体験することができます。また選考を突破した2年目には、大学の研究室で自主研究を体験することもできます。



講義を受ける大城さん

参加したきっかけは?

もともとは中学生の時にサイエンス研究会の生物班に所属し、粘菌という不思議な単細胞生物についての研究をしていました。この研究がきっかけで科学が好きになったのですが、次第に粘菌というテーマ以外に人や病気についても知りたい、学校ではできないこともやってみたいと思うようになりました。そんな時に、学校の先生に教えていただき、応募しました。

応募前に不安はありませんでしたか?

ありました。中学で研究をしていたものの、やはり参加者には優秀な方が多かったので、2年目の選考に通るかはとても心配でした。しかし、このプログラムが「学校の成績は関係なく、意欲のある子大歓迎!」と謳っていると知り、迷わず手を挙げました。

「めばえ道場」の少人数ディスカッション

めばえ道場とは?

講義を受けた後、4,5人の参加者と講義についてのディスカッションをするアクティビティーです。「答えを決めない」ことを大切にして、科学に限らず様々な社会問題についてどんどん意見交換をしていきます。例えば、仕掛学という学問分野があります。これはゴミ箱の上にバスケットゴールを置くことでゴミを捨てたくなるように、人々をある行動にいざなうものなのですが、仕掛学をどのように社会実装できるか議論をしました。とっても楽しく、印象的なアクティビティーでした。

昨年はオンラインでの活動も多かったと思いますが、他の参加者との交流はできましたか?

はい。オンラインでも、仲の良い友達が結構できました!私が全く知らない分野について熱く語ってくれる友達、科学のことになると急にノリが良くなる友達などができて、科学って本当に面白い、と改めて感じました。留学生との交流会も、オンライン・対面両方でありました。全て英語で行われるのですが、レベル別に分かれているので、自分のレベルに合わせて交流ができるようになっています。今まであまり知らなかった国についての発見がたくさんありました。

2年目にはどのようなプログラムがありましたか?

「生物発光タンパク質を用いた唾液中グルコースセンサーの開発」というテーマで研究をしました。糖尿病の患者数は発展途上国を含めて世界で増加しているのにもかかわらず、現在簡単な検査方法がありません。そこで、唾液を用いて非侵略的(体を傷つけずに行える)かつ高感度な血糖値の測定法を開発しようと考えました。作りたいセンサータンパク質の遺伝子をデザインし、精製したあとにその発光強度を調べて性能を確かめました。自主研究以外には、英語を使ったプレゼンテーションを練習することができました。また月に2回程度、留学生と英語で話す機会も作っていただけました。これが無料!?と驚くほどのありがたいサポートが受けられます。

この大阪大学SEEDSプログラムでしか得られない学びは?

色々な分野を融合して研究をするという視点を得ることができました。私の研究は生物の分野ですが、光の波長を測るという手法は工学の分野にかなり関わってきます。また今後は血糖値をスマホで測定できるような仕組みの開発に取り組みたいと思っていますが、これは生物学とはかけ離れた情報工学に関連してきます。1年目に受けたSEEDSの講義がなかったら、ここまで思いついていなかったと感じています。

大阪大学SEEDSプログラムを通してどのように変わりましたか?

科学に対するイメージが変わって、研究職に就きたい!と思うほど揺さぶられました。もちろんプレゼン能力や英語力も上がったのですが、やはり科学がもっと身近に感じられて好きになりました。実験中心の学びは座学とは全然違うので学ぶモチベーションも上がりました!

大城さんは受講生同士の相互投票で ベストパフォーマンス賞 を受賞!

どんな高校生におすすめですか?

科学が好きな人はもちろん、科学にあまり興味がない人にもおすすめできます。講義の内容も科学だけではなく異分野融合型ですし、実際参加者の中に文系の人も、法学部志望の人もいます!科学好きな人はもう、、、見た瞬間応募してほしいくらいおすすめですね笑。

応募要項(2021年度)
・応募資格: 原則、高等学校(高等専門学校を含む)1年生、2年生
ただし、中学校段階の生徒でも、極めて卓越した意欲・能力を備え、高等学校段階の生徒に
対する教育プログラムをそのまま受講できる場合に限り、応募を認めます。
・参加費用:無料!
・募集期間:2021年5月14日(金)9:00 ~ 6月2日(水)9:00
研究をしている人、していない人、SSH校に在籍している人、していない人それぞれに適したコースが設けられています。

※2021年度の情報ですので、応募の際は公式ホームページから最新情報をご確認ください。

気になった人は公式ホームページや公式Twitterをチェック!

大阪大学SEEDSプログラム公式サイト

大阪大学SEEDS公式TwitterTwitterのロゴをダウンロードする方法 - 利用規約も日本語訳で ...

さらに、大城さんは3月に「SEEDSカフェ」というイベントで登壇されます。研究発表についてより詳しく聞きたい方はぜひ!

SEEDSカフェ 第9回「高校生が大阪大学で研究をしてみた~研究発表~」
光るたんぱく質が創る未来の社会~生物発光型グルコースセンサーの開発~
・開催日時 3月19日(土)15:00-16:00
・会場 京阪電車なにわ橋駅構内アートエリアB1
  ※オンライン/対面 のハイブリッド開催
開催が近づきましたら大阪大学SEEDSプログラム ホームページより申し込みいただけます。

奮ってご参加ください!

過去に大阪大学SEEDSプログラムを紹介した校プロ記事:

SEEDSプログラムについてきいてみた!

読んでいただき、ありがとうございました!

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