中学生対象の国内最大規模の英語弁論大会「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」とは?

中学生対象の国内最大規模の英語弁論大会「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」とは?

『【パイセンに”高円宮杯全国中学生英語弁論大会”について聞いてみた】byとしパイセン(高円宮杯全国中学生英語弁論大会に三年連続出場)』

<この記事の内容をざっくりと要約すると!>
これは国内最大級の中学生対象のスピーチコンテスト「高円宮杯」に三年連続出場した方が、「高円宮杯」の体験談とそこでの経験がどう活きたかについて、さらにはどういう練習をすればいいのかなどをまとめた記事です!

ちょ、ちょっと待って何言ってるか全然理解できない!っていう人はこちら
➡︎「パイセンに聞いてみた!」って何?!、てか何このサイト?!

私が紹介したいのは、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会です。
長い名称ですよね笑、それもそのはず!この大会は今年で69回目を迎え、国内最高のレベルを誇る由諸ある弁論大会なんです。私はこの大会に中学1年生から3年連続で出場しました。その経験をこの場で還元したいと思います。

高円宮杯とは

高円宮杯は、中学生対象の英語弁論大会です。
地方大会に参加する約5000人の中学生(校内予選から参加している人は推計約10万人とデータが存在)が県大会、全国予選と駒を進め全国決勝では各地から選ばれた27人がスピーチの腕を競いあいます。ざっと倍率は30倍、さすが日本一の大会とだけありますよね。演題は自由、5分という制限時間の中でスピーチを行います。審査項目は、主に内容・英語力・表現力の3点です。限られた時間の中で、如何に自分の考えや思いを聴衆に伝えられるかがこの大会の醍醐味です。

スピーチとは何か

まず、スピーチとはなんでしょうか。
ディベートやディスカッションと違い、かしこまったイメージがあります。
暗唱とも違う気がします。主観ではありますが、話し手から聞き手への一方通行の
「伝える」ための手段だと私は考えます。自分の考えや思いをストレートに伝えることができるのです。端的にストレートと表現しましたが一方通行である分、多くの点で工夫を施すことができます。こんなことを念頭に置きながら読み進めていただければ光栄です。

スピーチの準備・練習法

英語の弁論大会と聞くと英語力が必要とされるイメージがありますが、
正直あまり関係ありません。むしろスピーチの内容が、今後の選考を左右する最も重要な要因と考えて間違いないと思います。なぜなら、内容に最も個性が現れるからです。同じトピックに関して、感動を求めようとする人がいれば、ユーモアで攻めようとする人もいます、聴衆の心を掴む手段は様々です。私の場合、日常生活の中で題材となりそうなものを日々メモし、インパクトの強いものを実際の題材として選びました。高円宮杯のHPでは、過去の入賞者のスピーチを閲覧することができます。是非参考にしてみてください。文章量は多くて500~600字といったところだと思います。あまりにも情報を盛り込みすぎて制限時間を超えてしまったら元も子もありません。量より質を意識しましょう。準備期間は約半年です。夏休み期間中に原稿を完成させ、大会までの期間は、ひたすら練習ですかね笑 自分の練習をビデオに収め、反省材料にする練習や音楽プレイヤーにスピーチを録音し繰り返し聞き続ける練習法が効果的だと思います。

(本人希望により画質を荒くしています。ご了承ください。)

大会本番:めちゃくちゃ緊張。

次に、大会本番の話をしたいと思います。
正直めちゃくちゃ緊張します。原稿の暗記はもちろんのこと、強調すべきフレーズを忘れていないか等々不安要素はたくさんあります、しかし後戻りはできません・・・!
聴衆を見渡しながら、ちょっと遅いかなと自分が感じるようなペースでスピーチをしましょう。緊張して早口になってしまうと折角のスピーチが台無しです。
原稿を壇上まで持っていく人がいますが、おすすめはできません。いずれ負けます・・・
もし、スピーチの途中で詰まってしまった場合、焦らずに知らん顔をして覚えているフレーズから再スタートをしましょう。粘っても全く思い出せない場合は、棄権することしかできません。残り30秒の時点でチャイムが鳴ります、詰まっても審査員が急かすようなことは経験上ありませんでした、折角のスピーチなのでそこまで粘ってみるべきだと思います。表現力も審査項目の1つなので、トーンの強弱やジェスチャーも意識する必要があります。事前に何度も練習し体に憶えさせましょう。

最後に

長い時間をかけて形作っていくスピーチ、手間をかけていくごとに思い入れが深まります。そのスピーチが評価されたときは、とても嬉しいですし、実を結ばなかったときはガチで悔しいです。「伝える」という行為はとても奥が深いです。一度立ち止まり、過去や未来そして自分と向き合う必要があります。それは漠然と過ぎがちな中学生生活3年間に大きな意味を持つのではないのでしょうか。
私が3年間高円宮杯への参加をつづけた理由はそこにあるのだと思います。

もしあなたの心に響いた思いや体験があるのならば、それはチャンスです!
是非この大会で声にしてみてください。後々「やって良かった」と思える。
とても良い経験になるはずです。

【「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」公式サイトはこちら
➡︎http://www.jnsafund.org/
(またこちらから内容と画像の一部を引用)

【校外プログラム体験談「パイセンに聞いてみた!」をさらに読みたい方はこちら

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