【地元生】海外じゃなくて「地方」に留学?

【地元生】海外じゃなくて「地方」に留学?
9期のつかです!

今回は、地域みらい留学の留学生を受け入れている
広島県立加計高校 の地元生の方に、お話伺いました!
(留学生の体験談は、近日掲載予定)

地域みらい留学とは?

(公式ホームページより引用)

中学卒業後3年間地域で過ごす「地域みらい留学 高校進学」、
高校2年生時に1年間地域で過ごす「地域みらい留学 高2留学」という
2つの制度をご用意してます。

ちなみに加計高校は、「中3対象」
詳しくはこちら→地域みらい留学  公式HP

 

自己紹介

広島県の加計高校に通っています、Sasaと言います。よろしくお願いします。
地域への貢献とか地域のために高校生が活動することに、すごく関心を持ってて、それがきっかけで入学してみようかなって思いました。

だいたい、中学の時から入ろうと思っていたんですけど、その頃は近いから良いかなーって思っていました。でも、オープンスクールに行ってみたり、自分で調べてみたりして、やっぱり自分から「入りたいな」って思うようになりました。 
私たちの代では、6割くらいが地元の高校生で、4割くらいが外国や県外・町外の高校生が地域みらい留学をして、「加計高校いいな」
って思って入ってきてくれました。

加計高校のキニナル5選!

① 山にタケノコを採りに行く

–ご自宅から加計高校まではどれくらい離れていますか?

2kmくらい。自転車で10分のところにあるんで、結構近いです。家の近くには田んぼがあって、周りは山です。 山は、タケノコを採りに行ったりとか、そういったので登ったりはしますし、寮生も山の物珍しさに、登ったりとかよくしてますよ!結構こっちに来るからできる感じなのかな。

②  射撃部

-珍しい部活はありますか?

射撃部!広島県は射撃部が2校しかなくて、加計高校はそのうちの1校で、毎年射撃部の全国大会に出場してます。今年も先輩と同級生から4人くらい全国大会に行って、同級生は全国2位の成績を持ってます!
射撃をしたい人、撃つのが好きとか、やってみたいっていう人は加計高校に来てくれたら、すごく良い部活動ができると思います。

私は、卓球部と軽音部に入ってます。 兼部は全然OK。でも射撃部はやっぱりガチなんで、兼部はダメなんですけど。

③  文化祭のステージ発表

–文化祭はどうですか?

加計高校の文化祭では、バザーを出店していて、各学年、屋台みたいなものを開いてるんですよ。それに加えて、ステージ発表もあります。ステージ発表は生徒会、軽音部の発表と、「有志」で生徒募集して、自分の特技とか、やりたいことを披露する場が設けられてます。歌を歌ったり、ダンスを踊ったり、あとバイオリンで今年流行った曲のメドレーを弾いたりする子もいます。結構それ、人気高くて。

人前でやるので、勇気が必要!でも、そういう人って自分に自信があるというか。私もバンドを友達と組んでいて、今年、有志で出るんです。自分に自信がついたので、やっぱりやってみようかなって思いました。

④  学校にセブンが来る

–加計高校に来るセブンイレブンは、どんなものですか?

加計高校には、昼休憩中にセブンイレブン移動販売車が来ます。
昼に買って食べるみたいな感じで、寮生が多く利用していて、昼食のパンやご飯を売りに来てくれます。

学校に来るセブン以外には、離れてるけどコンビニがあります。あと一つ、朝注文しといたら、お弁当屋さんがあったかくて、370円と安くて、しかもまあまあな量のお弁当を学校に届けてくれるので、それを利用すれば、寮生とかは節約にもなると思います。

⑤  1年間100人の留学生

–外国の方との関わりはどうですか?

街に外国の方は結構いると思います。フィリピンの方とか、ALTの先生。それに加えてJOCAという、JICA青年海外協力隊で外国行って支援を経験した人たちの事務所が近くにあるので、外国との関わりは多い街だと思います。結構、国際交流してます。

加計高校に来る留学生もいます!従来だと、1年間にだいたい100人くらいの外国人の訪問があるんですよ。物理的に考えれば、100人の生徒に対して、100人の外国人で、マンツーマンみたいな。でも、去年は広島在住の留学生の方が20人くらい来てくれました。その人たちを学校に招待して、体育館の中に屋台ブースみたいなものを開いて、日本の屋台を体験してもらおうって感じで楽しみました。

お互い、言語は通じにくいです。でも、なんとかジェスチャーで表現したり、だいぶ日本に住んでいるから日本語ちょっとは喋れるっていう人も多いので、あまり心配は要らないです。

ALTの先生との関わりは、英語の授業と、昼休憩に何人かの生徒が一緒にお昼ご飯を食べて交流することがあります。私も何回か参加しました。やっぱり英語で喋るので、わからないところもあるけれど、英語の勉強にもなりますし、交流もできて楽しいというか。屋外でご飯食べたり、みんなで囲んでご飯食べて、楽しくお話するのがメインです。

大学に近いような学習をする

-やりたいことやらせてもらえる学校ですか?

そうですよ。「これやりたいです」って言ったら、「やってみんさい」「いいよ」みたいな。それも、先生は人任せじゃなくて、相談したら一緒に考えてくれます。

ミライ探究プロジェクト

水曜日の補習に『ミライ探求プロジェクトっていう補習があるんですよ。地域貢献をする補習です。課題を自分で見つけて、研究したり、課題に向かって行動したり、ということをやっています。そういうことを勉強することで、自分の経験を増やすこともできます。地域みらい留学と少し関連してるような感じで、結構面白い補習です。

歴代の先輩は空き家を活用してみたり、今いる先輩は近くを流れている太田川の水辺を綺麗にして、釣り人が来やすい川にしたり
私の場合はSDGsに興味があるので、もし町内で捨てている野菜などがあるのなら、それを回収して、町内のおじいちゃんおばあちゃんに振る舞う、そんな仕組みがあっても良いんじゃないかなーって思ってます。

そういう考えもふまえて、自分で学習して、データまとめて、企画書を作ったりもしています。結構大学に近いような学習をするところが、加計高校の強みでもあるのかなと思います。結構本格的です。

ボランティア


他にもこの学校、結構、地域と関連のあるボランティアをやっているんですよ。今年は、ある生徒が「こういうことやってみたいです」っていうのを先生に言って、近くにある西日本最大級のダムに、ブルーライトアップで医療従事者の方に感謝を届けようっていうことをしたんです。私はその企画の一人として参加しました。自由に活動できる場がたくさん設けられているので、そういうところで自分に自信がついたりしてきました。

密になるので、本番は限られた人数しか行けなかったんですけど、直接見られない人のためにも、youtubeライブとか、インスタライブをやりました。でも、画質が悪くて夜だったんで、課題はいっぱい残りました。

 

自ら+αの授業を受ける

–勉強面について教えてください。

進学

進学実績は結構良いほうだと思います。去年は1クラス31人なんですけど、国公立大学受かった人がその中から10人。今年卒業された3年生は、3人に1人が国公立大学受かってたんで、その人の個人の勉強の仕方もあるとは思うんですけど、すごいと思います。やっぱり先生も、身に入るような教え方をしてくれるんで、頭に入りやすい感じがしていいです。

補習

大学進学を希望している3年生などが7、8時間目として、補習を受けるんですけど、成績悪かったからじゃなくて、自ら+αの授業を受けますだいたい、2年生は8人くらい。毎日いろんな教科の補習があって、今日は数学とか、今日は英語のリスニングとか。1週間で様々な教科を補習で勉強しています。3年生は1、2時間、いろんな教科の授業を毎日やってるんで、結構大変そうです。

 

先生はめっちゃ面白いです

–先生についてはどうですか?

先生はめっちゃ面白いです。なんというか、言葉では表せないんですけど、ちょっとクセが強いです(笑) 国語の先生に一人、おじいちゃんの先生がいて、なんていうんかな、ボケというか、おじいちゃんらしさというかあるんです。物忘れしたりとか、生徒いじったりとか、クセがあって面白いです(笑) 英語の先生は、自分のことディーンフジオカって言ってます。合ってるか合ってないかは別として、ディーンフジオカか、福山雅治って言ってます(笑)

授業は、面白いですね。教え方が上手なのもあるんですけど、ダジャレぶっ混んできたりとかもしてて(笑)でもなんか授業の進め方が面白いんです。助動詞の活用を覚えるのに、先生が歌を作ってみんなで歌って覚える、なんてこともあります。そんな面白い方法もやってるんで、毎日新しい体験が多いです。

担任の先生について

担任の先生は、20代で年が近いので、話が合います。この前は、昔いたNHKのキャラクターとかそんな話をして、放課後に盛り上がったりもしました(笑) 年が近いのもあるんで、すごく心が開ける、面白くて優しい良い先生です。担任の先生との距離は近いと思います。
結構みんな、自分のしたいことを「これやらせてください」って先生に言ってる人が多くて、生徒と先生の関係は、良いと思います。全体的に、お互い距離が近い、仲良い関係です。

校長先生について

校長先生は、朝会の時に会います。会いますけど、私はちょっと恥ずかしくて話せません(笑)
自分
から話しかけている生徒もいますよ。逆に、校長先生から話しかけてくれたりとか。とても面白い方で、「コロナ禍でも何としても文化祭だけはやりたい」ってすごい熱意があって、生徒思いの校長先生です。

 

留学生とは、入学してすぐに仲良くなれた

–地域みらい留学で来た生徒の、印象はどうですか?

やっぱ、ここ田舎なんですよ。そういうところに来るのにも関わらず、地域みらい留学で来る生徒は、思いが強いです。「この学校で僕はこうしたい、私はこうなりたい」っていう思いが、地元生よりは強いので、そこに刺激をもらったというか、「あ、自分もこの学校で生活する上で、目標を決めてみようかな」って思いました。

地域みらい留学で来た子達と仲良くなったのは、入学してすぐです。二週間もしないうちに、だいたいクラスのみんなと話せたので、そこは地元の子も優しいんで、友達作りに自信のない子でも、すぐ馴染めると思います。

地元生と留学生の間で、価値観の違いはあるんですけど、価値観というよりかは、方言とか、納豆の食べ方とかの違いですかね(笑)同じ日本の中でも違うね、面白いねーみたいな感じで、文化の違いみたいなのが意外とお互いを良い関係にしてくれます。
すごい楽しいですよ。1クラスしかないんで、やっぱりその分みんなとの仲が良いというか。

ぶっちゃけ期待どおり

–ギャップはありましたか?

ないですね。ぶっちゃけ期待どおりです。うわ、これ思ってたのと違う!みたいなことは、今考えるとないです。なのでオープンスクールなどでは、この学校のありのままの様子を見せたりします。「これが普段の加計高校のスタイルなんだ」って思ってくれたら、入学した時にショックがあったりとかは、あまりないと思います。

加計高校に入ると、みんなちょっとは人が変わると思います。新しいことが多いです。「自分で考えて、自分で行動する」っていうスタイルの学校なんです。私も中学生の頃は、自分からやってみよう、っていうことはあまりなかったんですけど、やっぱりボランティアとか、友達と生活していく中で刺激をもらって、色々試してみようと思えるようになりました。すごく主体的になるので、そういうところは加計高校ならではの強みなのかなって思います。

地域みらい留学を考えている中学生へ

–地域みらい留学を考えている中学生に、一言お願いします。

地域みらい留学に興味のある中学生の皆さんは、オープンスクールでもいいですが、一回、加計高校のホームページを見て欲しいです。動画撮ったり、面白い活動してるんですよ、この学校。全国募集もしていて、もう生徒も先生も、県外の方ウェルカムなので!地域みらい留学を考えてる中学3年生は、一回「加計高校」って調べてみてください!

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