ふろぷろ秋田について聞いてみた!

ふろぷろ秋田について聞いてみた!

皆さんこんにちは。パイセン部署のゆきなです。

今回はFROMPROJECT秋田(通称ふろぷろ秋田)に参加した高校生お二人にお話を聞いてきました!

ふろぷろ秋田とは?

国際教養大学の学生団体「FROMPROJECT秋田」による県内の高校生を対象とした課題解決型学習のプログラムです。大学生のサポートのもと自分の関心のある分野をテーマとし課題解決を目指したプロジェクトを行います。約半年間活動するプログラムで中間報告会、最終報告会の計2回、プロジェクトの成果を発表する場があります。

自己紹介

森さん 酒田南高校に通っている2年生の森陽菜と申します。酒田南高校は山形県にある学校なんですけど私はずっと秋田県に住んでいて、秋田県民として山形県の高校に通っています。

清水さん 秋田南高校の1年の清水成菜です。よろしくお願いします。

行ったプロジェクトの内容について教えてください。

森さん 私は最初に8月から9月にかけて秋田市内にある小児科病院に少子高齢化を防ぐためのポスターを制作して、そのポスターを秋田市内の御野場小児科クリニックという所に貼るというプロジェクトをまずしたのと、12月に国際教養大学で高校生を対象にした英会話教室を開催しました。この2つが私のプロジェクトの内容です。

 

 

清水さん 私は多くの人の防災意識を高めるためにプロジェクトを行ってきました。あと私は英語が好きなので、それを生かしたプロジェクトをしたいと考えていました。1回目のプロジェクトは日本語と英語で防災に関する講演会を開きました。内容としては秋田県にできるだけフォーカスして、秋田県で起こりやすい災害だったり備蓄品を紹介したりするというものにしました。2回目のプロジェクトとして1回目の反省を踏まえた上で講演会よりも多くの人の防災意識を高めたいと思ったという点で日本語と英語でリーフレットを作っていろいろな場所に設置していただきました。

そのプロジェクトを行おうと思ったきっかけはなんですか?

森さん 私は最初秋田市内の小児科病院にポスターを貼るというプロジェクトをしたんですけど、そのプロジェクトをしようと思った経緯は秋田県はすごく少子高齢化が進んでいる県じゃないですか。それをずっと秋田県に住んでいる秋田県民として見逃しちゃいけないんじゃないかなと思って少子高齢化にフォーカスをあてて、じゃあ私はどんなことができるんだろうと考えたときに、誰かに自分の口で情報発信をできたらいいなと最初は思っていたんですけど、なかなか自分のスケジュールと上手く合わなくてどうしようかなと思って、ポスターを作成して1人でも多くの人の目に留まるようなポスターを制作して少子高齢化に関する情報とかを発信できたらいいなと思って1回目のプロジェクトをしました。2回目のプロジェクトは英会話教室を開催しました。開催した理由として1回目のプロジェクトで誰かと交流をしたり自分の口から情報を発信することができなくて、自分の中で心残りというか悔しかったので、2回目のプロジェクトで誰かと交流したいと思ったのと、少子高齢化にも関係するんですけど秋田県を高校卒業したら出ていきたいとか将来は都会に住みたいとかいう人が私の身近に結構多くいるんですね、別にそれはいいんですけど、もうちょっと、この秋田の良さを知ってほしいなと思って高校生を対象にした英会話教室を開催しました。なので私は少子高齢化を防ぎたいというのと同年代の高校生とかに秋田県の良さを知ってほしいという想いがあったのでこのようなプロジェクトを実行しました。

 

清水さん  私は防災に関するプロジェクトということで、もともと小さい頃から防災に関する雑誌だったり、主に防災グッズを紹介する雑誌をよく見ていて防災に興味が出たということと、そのようなことをしていくうちにこのことを自分の中に留めておかずに防災の大切さをもっと世間に広めるという活動をしていきたいと思って、このプロジェクトを行いました。講演会はもともと自分からやってみたいと思っていたということから開催しました。2回目のプロジェクトでは講演会も開きたいなと思っていたんですけど、準備のための時間がなかったというのもありますが、講演会だと来ることができる人が限られてしまうと考えたのでリーフレットにまとめることによって、もともと防災には興味がなかった人の注目も引けるのではないかと思ってこのようなプロジェクトに変えました。

ふろぷろ秋田の活動の中で楽しかったことは何ですか?

森さん  毎回大学に行ったり大学生と交流したり私の場合は県外の高校に通っているのでなかなか県内の高校生と交流する機会がなくて。なのでこのふろぷろに団体に関わることができて、多分ふろぷろに参加していなかったら絶対この人たちと出会わなかっただろうという人と交流することができてよかったなと思います。自分の中ですごくいい経験ができたなと思います。

 

清水さん 私は講座を重ねていく中でふろぷろの講座は高校生や大学生と話し合ったりする機会が多くて、その中でいろんな意見だったりいろんな人と関わっていくなかで新たな発見をするのがすごく楽しかったなと印象にあります。ふろぷろに参加している高校生や運営している大学生は、やっぱりみんな秋田のよさを広めたいとか、そういう自分なりの目標を持って来ている人たちなので、そういう意志を持った人たちと時間を共にして活動していくことはすごく楽しかったですし、自分の成長にも繋がったり視野も広がったりしたと思います。ふろぷろへの参加を通して自分の見る世界が変わったなという印象は最初からありました。

活動の中で大変だったことはありますか?

森さん  いくつかあるんですけど1つ目は自分のスケジュールとプロジェクトを計画したり実行したりするための時間や大学生の方とメンタリングする日などのスケジュール調整が難しかったというか大変だったということです。あと私は1回目のプロジェクトでポスターを制作して病院に貼るというプロジェクトをしたと先ほど言ったんですけど、病院何件かにお電話をさせていただいて「こういう団体で活動していて、こういう内容のポスターを貼らせていただきたいんですけどよろしいでしょうか」という電話をしたんですけど、いいって言ってくださる病院と答えを曖昧にされて終わってしまうというパターンがあったんですね。なのでアポ取りをするのが大変だったなと思います。3つ目は2回目のプロジェクトで高校生を対象にした英会話教室を開催したんですけど、協力者の方は国際教養大学の学生の方で心優しくOKと言ってくださり協力して一緒に準備を進めていったんですけど、なかなか参加してくれる高校生を集めることができなくて前日とか2日3日前くらいにようやく決まって、よしやるぞという風になっていたので人を集めることがすごく大変だったなと改めて思います。

 

清水さん 私も似たようなことではあるんですけど自分のスケジュールとかもある中で、講演会とリーフレット作りをそれぞれ日本語と英語で行って、講演会はもともと1時間を予定していたのでその準備にかける時間を確保するのが大変だったというのと内容を決めるというのも大変だったなと思います。あと講演会だったりリーフレット作りだったり、それらを行うのは初めてのことだったので、講演会を宣伝するためのポスターの作成など全て1から自分で行わなければならなかったということが大変ではありました。でも大学生がサポートしてくれたおかげでなんとか乗り切ることができたなと思います。

 

活動を通して成長したと感じる点について教えてください。

森さん 私はふろぷろに限らず、高校2年生になって1年間いろいろな活動に参加してきたんですけどそういう点においては今までの自分と比べて行動力がすごくついたなと感じます。病院のアポ取りだって今までの私はやるやる、と言ってやらない詐欺をずっとしてきただろうなと思うんですけど、アポ取りだったり英会話教室ってななちゃんと同じように自分が誰かに教える立場になってやったんですけど、自らその場を動かすじゃないですけど、そういうことだったりふろぷろを通して行動力がすごく身についたなと私は思います。



清水さん 私は行動力コミュニケーション力だと思っています。行動力についてなんですけど、私はあまり実感がなかったんですけど、中間報告会や最終報告会で外部から見に来ていただいた人の言葉の中でいちばん多かったのがこのことで、1回目のプロジェクトで講演会を行った人はあまりいなくて、しかもその講演会を行うために秋田市役所さんの資料を使いたいということで連絡をしたり、ポスターを公共施設に貼らせてもらったりして社会の中でプロジェクトを行ったので、そういう力はふろぷろを通して身についたのではないかなと思います。ふろぷろをきっかけにしてこういうことができたかなと思っています。コミュニケーション力については、私は1年前にこういうことができていたかというと絶対そうではなくて、このコミュニケーション力はどうやって身についたのかなと考えたときに、ふろぷろの普段の講座だったり、中間報告会、最終報告会あるいは協力者に依頼するときに自分の主張をはっきりと伝えなければ相手に伝わらないという状況になってみて、初めて自分なりにどうやって話せば伝わるかということを知ることができたのではないかと思っています。

 

中高生の皆さんへメッセージをお願いします。

森さん 私が言うのはおこがましいんですけど、私はふろぷろに入って今しかできないというか高校生だからこそできたという経験がたくさんあるので、どんどん年を重ねていくとやりたいことがあってもやれないということが多くなっていくと思うんですけど、今私たちは高校生なのでどんなに失敗をしても取返しがつく時期や年齢だと思います。失敗を恐れずに自分のやりたいことをどんどん挑戦していけるのが高校生だと私は思うので、やりたいことは若いうちにやっておきましょうということを伝えたいです。私も高校生になって県外の高校に行ったりとか夏休みに遠出をして東京で行われたプログラムに参加したり高校生だからこそできるプロジェクトとかもたくさんあると思うので、そういう活動に参加して自分の経験をたくさん積みましょうということを伝えたいです。

 

清水さん  他にもいろいろな課外活動があると思うんですけど、その中でもふろぷろは実際にプロジェクトとして行動に移せる場が用意されていること、それを高校生1人に任せるのではなくて大学生がメンターとしてサポートしてくれるというところが私はふろぷろのいちばん良いところだと思っていて、実際に行動に移したいと思っていてもなかなかできない状況にあるというか、そういう雰囲気は少なからず高校の中でもあると思うし、誰からのサポートを受けずにやりたいプロジェクトを実行するということは難しいことでもあるし初めてだと尚更そうだと思うのでそういう場が提供されていることはすごくいいことだと思います。なので参加したいなと思っている人がいれば、是非参加してほしいな思います。私も今年はいろいろな課外活動に挑戦したいなと思っています。ふろぷろの参加を通して視野を広げるだけではなくて先ほど言った行動力だったりコミュニケーション力だったり簡単には得られないようなものを得ることができて、それがよかったなと思っています。ふろぷろに関わらず中高生の皆さん、特に中学生、高校1年生だったりまだ余裕のある人たちは課外活動に積極的に参加してほしいなと思っています。課外活動への参加は強制ではなくてもなかなか得られないものがたくさんあるし、その中で自分のやりたいことも見つけることができると思うので、是非積極的に参加してほしいなと思っています。

 

インタビュアーより編集後記

最後まで読んでいただきありがとうございます!

実は私もふろぷろ秋田に過去に参加しており、私の初めての課外活動がふろぷろだったのでお話を聞けてすごく嬉しかったです!ふろぷろ秋田のHPもぜひ見てみてください👀

 

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