ベトナム研修で学んだ事を聞いてみた!

ベトナム研修で学んだ事を聞いてみた!

皆さんこんにちは! パイセン部署のいおりです! 今回も前回に引き続きいまっきーさんにお話を聞きました。(前回投稿より時間が空いてしまい申し訳ございませんでした。)

 
ボランティアで学んだ事、考えたことを作文に書いて見事JICA高校生エッセイコンテストで優秀賞を受賞されたいまっきーさん。同コンクールは副賞としてベトナム研修へいくことが出来ます。 そこでいまっきーさんが学んだことをお聞きしてみました! 
 
 
 
 

ベトナム研修1日目はどこを訪れたのですか?

 
はじめに私たちが視察に訪れたのは「ベトナム国営テレビ」でした。
そこで私は「日本の放送技術を伝授する」という支援をはじめて知りました。
国営テレビは地方や山岳地域にも天気や災害、農業のトピックについて役立つ情報/正確な情報を発信するという役割があることを学びました。日本では当たり前にあるテレビのニュースや天気予報が当たり前ではないのだと知りました
 
 
 

次はどこに行かれたのですか?

ドンラム村の視察へいきました。文化の保存と観光のバランスを計りながら、住民の視点にたった観光開発支援が行われていました。どうすれば観光客に買ってもらえるか、「お土産」の売り方・陳列の仕方などについても伝授されたそうです。
 
 

そうなんですね!他に何か聞いたことはありますか?

 
住民の要望・意見を取り入れ、自立した発展ができるよう支援しているという話を聞きました。
JICAの支援は現地の人からの「このような支援をしてほしい」という的確な要望がないとできない。さらにその要望が的確であるためには、現地の人の自発性が必要だということを学びました。これはセブで経験した貧困層への教育支援にも当てはまると思いました。
 
親に教育の理解が無ければ「勉強している暇があったらお金を稼げ」と子は殴られてしまいます。「こうなりたい」という自発性のある夢を持つ子どもと、「子どもに勉強をしてこうなって欲しい」と願う親にしか教育を支援することはできません。
「支援のあり方」について再認識することができました
 

成る程。考えさせられます。次はどちらに行かれたのですか?

 
次に児童保護局へ行きました。強制労働、売春、臓器売買ベトナムの人身取引の現状を学び、自分の身の周りでは考えられないことが現実に起きていることを知り、まだまだ自分は世界の現状を知らないなと感じました。
また軍事博物館へ行き、ベトナム戦争の歴史を学びました。実際に戦争で使用された銃や飛行機が展示されており、枯れ葉剤の散布に使われたヘリコプターなどがあり、複雑な気持ちになりました。
実際、枯葉剤の影響を受けた子どもたちを支援する施設を訪れました。今でもベトナム戦争の被害が強く残っていることを知り、当事者としてこの問題に目を背けず向き合っていきたいと思いました。
 
 

 

この研修で学んだ事、感じたことを教えて下さい。

 
日本にいると分からない厳しい現状を自分の目でみて感じ日本の現状を客観的にみることができました。「日本に留まったまま世界を知らないなんて嫌だ!」わたしは強く感じています。
今私にできることはこれまでの経験で得た学びを、ひとりでも多くの人に伝える事です。機会があれば積極的に自分の経験を話したいとおもっています。これまで高校や小学校の後輩へ講演させてもらったりもしました。そして私が小学生の時のように誰か一人でも世界の問題に対して「何か自分にできることはないか」考えて行動する人が増える活動をしたいと思っています。
私は将来、生徒と共に考え続けられる小学校の先生になりたいです。私が生徒に問題提議をして世界の問題を日本の問題と結びつけ「じゃあ日本ならどうだろう」「私たちの身の回りはどうだろう」と学ぶきっかけを作りたいと思います。
 
そのためには私自身色んな経験を積み視野をひろげ1つの価値観にとらわれないように、これからもたくさんの人と出会いたいと思っています。
 
 
素敵なお話ありがとうございました!沢山のことを学んでパワーアップされたいまっきーさんなら、きっと良い小学校の先生になって子どもたちをみちびいてくれることでしょう。いまっきーさん、ありがとうございました。

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