Stanfordに認められた、とある田舎の男子高校生~Stanford e-Japan

Stanfordに認められた、とある田舎の男子高校生~Stanford e-Japan

みなさん、こんにちは。パイセン部署のイノリです。 今回は、私も受講した「Stanford e-Japan Fall 2020」において、 最優秀賞を受賞された、長野県諏訪清陵高校2年生の國枝蒼太郎さんに お話を伺いました。

Stanford e-japanへの応募動機

私は長野の田舎で生まれ育ち、海外とは無縁の生活を送っていました。

そんな中、中学3年のときに、中高生を学生記者としてタダでワシントンに派遣する という、地元の新聞社の企画がありました。「タダで行けるなら!」と思って、申し込みをしたところ、派遣されることとなりました。この派遣で「海の向こうには、こんな世界があるのか。」ということを強く感じ取りました。それが、海外に興味をもつきっかけとなりました。 もともと、政治や経済のジャンルが好きなのですが、Stanford e-Japanのプログラムには、 学校では学べないアメリカのビジネスの講義もあるので、おもしろそうだと思い、ダメ元で応募しました。

出願について
出願には4つのステップがあります。

・申請書作成

・エッセイの提出(250単語の英作文)

・推薦状の提出(2つの推薦状)

・同意書作成

応募のエッセイの作成にあたって、心掛けたこと

それまで1回しか海外に行ったことのない自分が、どうしてStanford e-japanに参加したいのかということを、明確に伝えることを心掛けました。

私の場合、ワシントンに行ったことが刺激となり、興味のあったアメリカのビジネス・社会問題、その中でも特にソーシャルビジネスを学びたいという強い気持ちを伝えました。

ソーシャルビジネスとは?
自然環境、貧困、高齢化社会、子育て支援などといったさまざまな社会的課題を市場としてとらえ、持続可能な経済活動を通して問題解決に取り組む事業のこと。

(日本大百科全書より)

プログラムを通して、成長できたと思うこと

中学時代は特に海外に興味があったわけではなく、英語の学習を始めたのも中学一年生からというレベルだったので、英語には苦労しました。

プログラム中の、トピックについては実際に第一線で活躍している教授や現場の方から学ぶ内容がとても高度でしたので、理解するのに苦労しました。 しかし、知らないジャンルについては視野が広がりましたし、知っているジャンルについては、「やっぱり自分はこのジャンルが好きなんだ」と再認識でき、さらに深く知ることが出来たと思います。

また、毎回出される難しい課題をやり切れたということが、自信となり、成長できたと感じています。

プログラムの中でつらかったこと

学校の勉強と、プログラムの課題との両立が大変でした。

特につらかったのは、学校の試験期間とプログラムの課題が重なったときです。 学校の試験も頑張らないといけないですし、課題は手を抜いてできるレベルではないので、時間的にしんどかったです。

でも、体は疲れていても、精神的な疲れは感じず、今から思えば楽しくやれたと思います。

どのようにして、英語力を向上させたか

英語については、英検などの短期的な目標を設定して、それに向けての勉強をしていました。だんだん級が上がっていくと、達成感もありました。

ファイナルペーパー完成までの道のり

英語で論文を書いた経験がなかったので、大変苦労しました。

まずは、テーマを決めるのにかなり時間がかかり、実はテーマ報告の期限を一日過ぎてしまいました(笑) 考えた結果、以前からソーシャルビジネスを展開しているインドの企業で、インターンとしてオンライン勤務している経験をいかして、「ソーシャルビジネスを日本で増やすには」 という問題をアメリカと比較したものを作ろうと決めました。

ぎりぎりにならないと本格的にはやらないという癖があって、ファイナルペーパー提出の4日前からは学校から帰宅してからは、一晩中取り組んでいました。 大変でしたが、楽しんでいたと思います。

最後に、これから応募をされるかたにメッセージをお願いします。

Stanford e-Japan Fall 2020が、過去最高の応募者数という中、特別英語ができるわけでもない田舎の高校生である私が合格できたのは、「ストレートに思いを伝える」ということに意識したからだと思います。

よく言われていることですが、Stanford e-Japanは、合格するまでが大変、合格してからもさらに大変なプログラムです。 しかし、このプログラムで得られるものはとても大きいものです。 まずは合格をめざして、チャレンジしてみて下さい!

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