神戸市シリコンバレー派遣プログラム「Redefine Your World! from Silicon Valley」について聞いてみた!

神戸市シリコンバレー派遣プログラム「Redefine Your World! from Silicon Valley」について聞いてみた!

 

皆さん、こんにちは!パイセン部署のはるなです。

今回は、11期カレンダー部署所属の「れい」が取材に応じてくれました!

れいは今春、神戸市シリコンバレー派遣プログラム「Redefine Your World! from Silicon Valley」に参加してきたそうです。

是非、最後までご覧ください!

 


 

自己紹介

熊本高校3年生の小﨑伶衣です。熊本在住で周囲の人たちは「校外活動」というものを本当に知らないままに塾と学校と部活の往復で暮らしている、という現状がありました。私は海外の大学への進学を志しているので、課外活動にも力を入れたい、と考えたのが校プロに所属した始めの動機ではありました。しかし、外部の様々なプログラムへの参加を通して、良い出会いに恵まれたり自身を成長させる体験が沢山あったので、そうした「校外」の魅力を感じてもらいたい、そんな思いから現在は校プロの活動に励んでいます。今回のプログラムに参加することを決めたのはカレンダー部署内でのミーティングのとき。メンバーの1人が神戸市シリコンバレー派遣プログラム「Redefine Your World! from Silicon Valley」をカレンダーに掲載しているのを見つけて応募を決めました。

 

神戸市シリコンバレー派遣プログラム「Redefine Your World! from Silicon Valley」

神戸市の方とbe-bridgeという日米間での人材協力・人材育成を行っている会社が共同で作った5日間のプログラムで色々な企業を訪問したり、色々な人たちにお話を伺うプログラムでした。参加者は20名で、ほとんどは神戸の方が多かったのですが、大阪だったり、カンボジアの大学から来ている方など、様々でした。年齢層としては、中2から大学院生までいました。そのため、多種多様なバックグラウンドを持った参加者との交流から幅広い視点や考え方を学ぶことが出来ました。

参加したきっかけ

参加したきっかけとしては、海外に行きたい、と前々から考えていて、紹介するサイトの中にスタンフォード大学に訪問している様子が掲載されていて、すごく行ってみたいなと好奇心が湧いたことが一番大きいです。

プログラムを通して学んだこと

「言語化する力」を得ることが出来たと感じています。今回、アントレプレナーシップといって起業家精神について学ぶ機会が多かったのですが、正直、自分としてはその時期あまり興味関心がありませんでした。それでも、プログラムに設定されたデザインシンキングなどの講座を重ねていくうちに、自分の本当にしたいことだったり、得意なこと、苦手なことを対話を通じて言語化する機会が多くあったので、それらは起業家精神を養うために欠かせない素質であると実感すると共に、面白さに気付くきっかけにもなりました。

プログラムを通して得ることの出来た変化

プログラムの3日目くらいにグループで自由行動が設定されていて、そこで全て自分たちでプランを練る、というミッションがありました。海外という慣れない土地での計画、という点で相当難しい課題ではありました。しかし、そのとき”Silicon Valley is a mindset, not a location” という言葉に出会いました。これはシリコンバレーのマインドセットというのが、ダイバーシティだったり、失敗を恐れず何度も立ち向かう精神だったり、トライアンドエラーという気質であるということを指しています。そこで私達はこの有意義な場を活かしたいと考えて、前日にUCバークレーで出会った国連でインターンをされている学生の方にもう一度アポイントメントを取り、取材をする、というような機会を設けました。最終的にインタビューも成功し、海外の大学に行きたい、という自身の夢にも繋がる意味のある時間になりました。そういった自分たちからアポをとってアクティブに話を聞いたり、自らが主体となって機会を作っていく、という機会に触れられたことが大きな体験の1つで、志の高まる瞬間でもありました。

想定外だったこと

プログラム中の立食パーティーで出会ったアメリカ育ちの高校3年生の人がいて、その人はとても日本に誇りを持っている人でした。将来は日本で起業して、もっと日本を世界に通用する国にしたい、と言っていて、その志の高さに驚かされたことは、想定外だったと言えるのかもしれません。

プログラムを通して大変だったこと

最終プレゼンに向けた準備が一番大変でした。5日間ずっと4時間睡眠で、夜まで作業に追われていたことは今となっては良い思い出です。アポ取りもそうですが、何よりもチームのテーマを決めることが思っていたよりも大変でチームメンバーの興味がそれぞれ異なった分野だったこともあり、そのすり合わせに一番時間を取られたような気がします。アメリカならでは、というわけではないのですがビジネスプランをまとめ上げることは日本からアメリカという土地に行って、より一層様々な学びを吸収したからこそ難を極めたことだったと思っています。

 

今後の展望

まずは、今年高校3年生なので今回固まってきた海外大学進学という道に向かって受験勉強を頑張りたいと思っています。あとは、このプログラムにオススメしたい人としては起業したい人だけではなく何かを自分で創り出したい人にオススメしたいなと思っています。自分も、シリコンバレーのマインドを学んで何か新しいことを始めてみたいなと思ったので、とりあえず大学合格は目指したいところです。

小﨑さんにとって「校外」とは?

私は特に地方に住んでいるということもあって学校が閉鎖的な場所で、人間関係も閉鎖的だったりするのですが「校外」という場は良くも悪くも自由に出来る場であると思っています。それは同時に自身の第3の場としての機能も果たします。そういった意味でもシリコンバレーに通ずるところがあると感じていて。知識もリソースも人のコネクションもあるし。自分で何かを生み出そうとすれば生み出せる場、「そこに行けば、ある」そんな場であると思っています。

読者のみなさんへ

このプログラムを作って下さった方のお話の中で一番心に残ったのが、アメリカでは社会の動向に合わせてカリキュラムがどんどん変化していくのに対して日本の教育は年齢や性別、経験、知識の基盤などで固定化された教育になっている、それに誘発されて日本人の保守的なマインドが創り出されている、という指摘でした。やはり、既存の日本の教育を変えるのは実質不可能に近いので、是非、「校外」などの場で機会を自分から見つけて世界を見て成長していってほしいなと思います。

 


 

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