Breakthroughしよう キャリア甲子園優勝者インタビュー! ~前編~

Breakthroughしよう キャリア甲子園優勝者インタビュー! ~前編~

こんにちは!8期のわかなです。今回はキャリア甲子園で優勝された大森さんにお話を伺いました。
「キャリア甲子園決勝までの道のり」と、「決勝当日のお話と参加して得たもの」を前編・後編に分けて紹介します!
後編はこちら

自己紹介

こんにちは、漢詩と古典と日本史が生きがいの17歳、大森智加です!
好きな詩は王維の竹里館、好きな漫画は火の鳥です。
渋谷教育学園渋谷中学高等学校に高二の春まで通っていました。今年の夏からは経団連の支援を受けて UWC Pearson College に進学します。

これから前編・後編の二つに渡って、去年「ぐーふぉ」というチーム名で出場した「キャリア甲子園」について紹介します!
かなり個人的な体験談ですので、この通りにすれば優勝できる!といったマニュアル的要素は少ないことを予めお断りしておきます。そもそも近道はこの大会にはないということが前提ですので…。
それでもなお、この記事が少しでも多くの人の、純粋で果てしない好奇心をそそることができたら幸いです。

キャリア甲子園とは?

キャリア甲子園は6つの企業がそれぞれ出すお題の中から一つ、自分が挑戦したいものを決めて、アイデアプランニングをする大会です。個人応募は出来ず、必ず4人以内のチームを組んで出場することが条件となっています。
これ、とてもトリッキーな仕組みなんですよね。準決勝まではテーマ代表の座を巡って、アイデアやプレゼンの質で勝負をするわけなので、聴衆はすでにそのテーマや企業の背景を理解している人がほとんど。その一方で、決勝大会は6つのバラバラのテーマを同じ土俵で比べるわけです。企業のこと、テーマのこと、自分たちが今までリサーチしてきたこと。それらの知識のストックがほぼ0の状態の聴衆を相手にプレゼンをして、アイデアの価値を認めてもらうわけなので、言葉の選び方や説明の仕方にも工夫を施さなければなりません。

また、企業テーマとは別に大会テーマというものもあります。キャリア甲子園2020は、Breakthrough が大会テーマとして設定されていました。決勝の舞台では、いかにして Breakthrough だと感じてもらえる作品に仕上げるか、私達も直前まで議論し合いました。
この大会テーマを意識することも、勝ち抜いていく上で大事だと思います。もちろんそういう要素を突き詰めていくこと自体がとっても楽しいことは間違いないです!

キャリア甲子園2020の流れ
①参加のきっかけ

参加のきっかけは、部活で仲良くしていた先輩二人からのお誘いです。
倍率も高く、負けたらそこで試合終了、かなりハードな大会だと知っていたので少し気後れしてしまい、即座に「参加します」とは言えませんでした笑。でも、一度しかできない挑戦なのだからトライしてみよう!と心を決めて挑戦しました。

終わった今だから言えることですが、アイデアの出ない時期はかなりしんどかったです。学校単位で応募している所もありますが、私達の場合は誰からも強制されることなくすべて自主的に取り組んでいたので、諦めたら本当に試合終了のチャレンジでした。

私のチームが取り組んだのは、東京電力が出した「安心して快適に暮らせる災害に強いまちづくりを目指し、自由な発想で新たなサービスを展開せよ」というお題です。テーマ決めの時点で、私がまちづくりや災害対策に興味がとてもあったのでこのお題を選びました。

企業テーマごとに倍率は違うらしいですが、正直それを把握するよりも「何がやりたいか」「何なら向いてそうなのか」といった個人的な感情を加味しながらメンバーの意見をあわせていくほうが遥かにやりやすいと思います。それに「好き」という感情があったおかげで、長い長い戦いの道のりを耐え忍びながら踏破できたのは事実なので、ここでは戦略とかあんまり気にせずにフィーリング任せにするのも手ではないでしょうか!

②決勝直前まで

*ここから先は2020年度のお話なので、今年以降変更があることは承知の上で、私個人の体験を読んでいただけると嬉しいです*

夏休みにエントリーが始まってから書類選考の締め切り(11月下旬)まで3ヶ月近くありましたが、アイデアをだしては潰れ、ひらめいては潰れ、の繰り返しで進展はあまり無く、直前で追い上げました。締め切り直前に一日中カフェにこもって作業したのはいい思い出です笑 それでも終わらず、作業が深夜に及びました。このタイムマネジメントは最後まで上手く行かなかった、というか余裕ある行動にはなりませんでした。時間ギリギリに仕上げていくスリル感が楽しいんですけどね笑 (あくまで個人の意見です!)

私は「書類通ればいいなあ〜」と考えていたもので、書類、動画、準決勝、決勝とコマを進めるたびに驚いていました。それと同時に、最後まで挑戦させていただく機会を与えられたことはとても光栄なことなので、その度毎に以前の自分を越えようと、チームメンバーとともに話し合いを繰り返していました。決勝の直前に、東京電力の方と zoomでアイデア相談をしたり、メールで質問したりして、細部を詰めていきました。

準決勝から決勝までの1ヶ月はかなりのデッドヒートを繰り広げましたね…。個人的な用事ですが、その1ヶ月の間に、UWCの二次試験に、別件で実行委員長として運営していた「海洋プラ問題を解決するのは君だ!」のプログラム大会や、サステナブルブランド国際会議登壇の登録から発表の司会、そして迫りくる期末試験の勉強などがあったので、てんやわんやしながらの参加でした。時間はないわ求められるものは大きいわ、プレッシャーが半端じゃなかったです。詳しくはマイナビの方から受けたインタビューで語っています。興味のある方はご一読どうぞ…笑(https://careerkoshien.mynavi.jp/special/gufo/)

⬆大会の朝、直前までzoomで打ち合わせをしてから、南池袋公園で集合をして現地へと向かいました。決勝当日の午前まで読み合わせできていない状況だったんですよ…。ここまで「なんとかなるだろう精神」で切り抜けてきた私も、優勝!とかは全く考えられず、とりあえず舞台上で発表できればいいやとヤケになるほど、かなり精神的危機を感じてました。この気持ちを思い出せたらいいな、と半ば絶望的にとった公園の写真がこれです。とても綺麗(涙目)

さて、ドタバタ劇のなか繰り広げられた、気になる決勝の模様は…!?
後編へ、続く!

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