障がいを持っていてもファッションを楽しむために

障がいを持っていてもファッションを楽しむために

こんにちは!パイセン部署のななです。

今回は、ファッションとして楽しむことができるよだれかけを製作している現役高校生の加藤みなさんに記事をご寄稿いただきました。

自己紹介

名古屋市の高校に通う高校3年生の加藤みなです。今年の夏からsafeidの活動を始めました。

春から大学進学のため上京して、東京を拠点に活動していこうと考えています。

活動内容

 発達障害者が服の機能性を優先しておしゃれを楽しめていない現状を解決するためsafeidとして活動を始めました。その中で、幼少期を過ぎてもよだれかけを使わなければならず、オシャレを楽しめないという発達障害者の意見から、ファッション小物として楽しめるよだれかけ、yodarenを制作しています。

【製作過程】

活動を始めた経緯

 私の弟はウィリアムズ症候群という発達障害を抱えています。幼い頃から、発達障害者はあらゆる生活の選択肢が少ないと感じていました。

 今年の夏、名古屋市の高校生起業家が集まるスタートアップユースキャンプという企画に参加したとき、まずは、発達障害者の服の選択肢が狭く、服装がダサいことに着目し、safeidを考案しました。ストリートスタイルを発達障害者の服装に持ち込み、ファッションを通して、自分のアイデンティティを表現するきっかけを作りたいと考えています。

印象に残っていること

 yodarenを作るためのミシンがなく困っていたとき、交流のあった会社の社長が、私の活動やビジョンをSNSで発信し、ミシンをくれる人はいないか宣伝してくれたことです。この発信を見た4人の方が、職業用ミシン、工業用ミシン、ロックミシンなど、計5台のミシンをくださいました。safeidやyodarenのビジョンに賛同して協力してくれたり、対等な立場から意見してくれる大人に救われ、yodarenは完成させるべきだと改めて決意しました。

 

活動を通して学んだこと

 すぐに行動する大切さです。やりたいことを思いついた時、すぐに自分の考えをまとめて、大人にフィードバックをもらったり、欲しいものや知りたいことがあったらすぐに声をかけ、思いを伝えに行きました。すると、必ずヒントを得ることができ、人脈も広がり、次は何をやるべきか明確になっていきました。これからも、自分の考えを誰かに話して、さまざまな方から刺激を受けて吸収しながら活動していきます。

これからの活動

 これからは、yodarenを本格的に商品化し、safeidをブランドとして確立していきたいです。

 さまざまなクリエイターや企業と積極的に関わり、ポップアップイベントの開催も考えています。そして、発達障害児者の方々とも交流して、彼らの可能性を探っていきたいです。

中高生にメッセージ

 今年の夏からsafeidの活動を始め、私にしかできないことがあると気付きました。それが、馬鹿にされたり、理解されないものだとしても、面白がって考え、誰かに話して実現に近づけていくことが大切だと思います。

 実際に私も、とりあえず手を動かしてyodarenを作っていると、協力してくれる人が増えたり、自分のヴィジョンが明確になったりと、少しづつやりたいこと・やるべきことが見えてきています。みなさんも私と一緒に、自分がこころから面白いと思えることを体現していきませんか?

少しでも活動に興味を持ってくれた方、連絡お待ちしています!

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