[世界大会3位] 英語ディベートについて聞いてみた!

[世界大会3位] 英語ディベートについて聞いてみた!

はじめまして!7期のりんかです。これから校プロメンバーとして頑張りたいと思います!よろしくお願いします!

さて、今回は「英語ディベート」のパイセンにお話を伺いました。世界大会で3位都大会準優勝のすごい方です!この機会に皆さんもぜひ英語ディベート、チャレンジしてみませんか?

英語ディベートってなに?

こんにちは!遠藤可奈子です。

私は 英語ディベート を中学2年生から高校2年生まで4年間やってきました。ディベートと聞いて皆さんはどんなものを思い浮かべますか?あまり聞いたことのない人にとってはピンと来ないかもしれません。

ディベートとは、日本語で分かりやすく言えば 討論 です。論題が与えられて肯定側と否定側に分かれて討論し、ジャッジがどっちが勝ったか判定を下すという競技です。


☆例えば「煙草を禁止する」という論題があったら、、

肯定側:煙草は人々の健康を害する、政府は人々の健康を守るためにも禁止という措置を取るべきだ。

否定側:喫煙者には喫煙する自由がある。健康に害があるのは本人たちが分かっていることだから自由だ。喫煙室を増やせば受動喫煙も解決出来る

などと論じます。

ディベートの流れ

ディベートには様々なスタイルがありますが、私が主にやってきたのは「パーラメンタリーディベート」という即興型ディベートです。

15~20分の準備時間はチームメイトのみと相談し、インターネットを使わずにスピーチの準備をします。

それが終わったらいよいよスピーチで、決められた時間内で論点を話します。

その中でも特に熱く燃えるのが「POI (point of information)」 と言って、スピーチ中に相手側が手を挙げて質問したり反論したり出来るものです。

上手く答えることが出来たらジャッジに好印象を与えることができます。

都大会準優勝!(遠藤さんは後列中央)
ディベートを始めたきっかけ

ここまで聞くと難しそう、とかあまり馴染み深い競技ではないな、と思う方もいらっしゃるかもしれません。私も最初入部した時はここまで熱心に続けることができるとは思っていませんでした。英語科の恩師に英語が上手くなるから英語ディベート部に入部してみたら?と誘われて入ったのがきっかけで、まさか自分が大会に出ることになるなんて思っていませんでした。

私は海外に住んだことが無く、両親も日本人で6年間公立の小学校に通っていた所謂「純ジャパ」ってやつです。(この表現はあまり好きでないのですが)

なので、入部した当初(中1)は英語があまり話せず聞き取るのもままならない状態でした。ですが、週に2回練習を続けるとともに英語の勉強を続けて行くと段々と聞き取れるようになり、自分も話せるようになり、中学2年生でディベートに参加できるようになりました。

このように0からのスタートだったので私のディベートは最初上達するしかありませんでした。行く度に上達して先輩にも褒められるので楽しくなっていき、高校生になると大会にも出させてもらうことが出来ました。

練習試合から都大会、全国大会、世界大会まで様々な大会に出させていただいたのですが、やはり最も記憶に残っているのが最後の引退試合です。

HPDU全国高校生大会

2020年3月22日、23日に行われた HPDU全国高校生大会 は、全国の都道府県大会に勝ち抜いてきたチームが出場する試合でした。例年なら代々木のオリンピックセンターで開かれる予定がコロナウイルスの流行により、オンラインでの大会という新しい試みがなされました。

運営の方々の尽力により大会は大成功でした。私たちは決勝戦で負けてしまい、準優勝となりました。負けた悔しさもありますが、今は達成感が勝っています。

オンラインでの大会風景
最後に伝えたいこと

もちろんどんな競技やスポーツでも同じだと思いますが、私のディベートも決して簡単に上達した訳ではありません

スランプもあったし、どうしてもディベートはルールの範囲内であれば何を言っても良い分、何を言ったら強くなれるのか、どのようなことを言うのが効果的なのか、等のコツが全く掴めず、停滞していた時期もありました。

そこで転機になったのが高校1年生の時に先輩と出場したPDAディベート大会というものです。当時、「私は何を言うか」という意味の「マター」が全くありませんでした。先輩にほぼ原稿を書いてもらう形で、それを読み上げていう間は全然自分が何を言っているのか分からなかったし、上達してる感触もありませんでした。ですが、2ヶ月後に後輩と組んでみると、自然とマターが湧いてくるようになりました。今でもまだまだマターをたくさん出せる方では無いのですが自分がすごく成長したと感じ、嬉しかった瞬間でした。

世界大会にて

この私のディベートのキャリアを通じて皆さんに伝えたいことは2つあります。

1. 全然わからないことでも1mmの興味があればやってみる

全然英語が話せなかった私ですが、やってみたことでここまで成長することが出来ました。英語力のみならず、論理的思考力、スピーチ力、社会問題への好奇心、知識を伸ばし、そして沢山の素晴らしいディベート仲間に出会うことがが出来ました。皆さんもディベートに限らず少しでも「何それ」と思えたものには手を出してみても後悔はしないと思います。

2. スランプに陥った時は環境を変えてみる

私もディベートにおいてずっと同期と組んでいましたが、先輩と組んだりしているうちに吸収できた部分がとても大きかったです。スポーツでも対戦相手を変えてみたり、練習方法を変えてみたりするとスランプから抜け出せるかもしれません。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てたなら嬉しいです。

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