政策甲子園について聞いてみた!

政策甲子園について聞いてみた!

全国高校生政策甲子園は、日本青年会議所が主催する大会で、高校生が日本の課題解決に向けた政策提案をオーディエンスに演説するイベントです。

本記事では、第1回政策甲子園で決勝に進出されたチームのメンバーの皆さんにお話を伺いました。

政策甲子園のイベント情報についてもっと知りたい方はこちらの記事もどうぞ!(今後記事を公開予定!)

自己紹介をお願いします

里川:里川 ふみ です。みんなで活動するときは主に編集を担当しています。

大熊:大熊 あや です。アイデア担当で、すこしだけ原稿も担当しました。

澁谷:澁谷 ゆう です。日程調整と原稿作成を担当しました。

政策甲子園に参加したきっかけ

政策甲子園の参加を決めた経緯を教えてください。

里川:渋谷さんから声をかけられたのですが、高校に入り知り合ったばかりのクラスメイトと仲良くなりたいと思い、参加を決めました。

澁谷さんはなぜ政策甲子園に参加したいと思ったのですか。

澁谷:もともと何かやってみたいとは思っていたのですが、学校の学年全体会でいくつかのコンテストが紹介されたときに政策甲子園だけ「第1回」だったからです。第1回であれば過去の優勝作品など前例にとらわれずのびのびと取り組めると思いました。

政策甲子園って実際どんな感じ?

政策甲子園に参加して感じたリアルを教えてください。

選考が3段階あって、1つ目はチームで考えたアイデアを5分以内に説明した動画を提出する書類審査です。参加を決めてから途中でテスト期間を挟んだのでアイデアを考え始めたのが提出締切の1ヶ月前ですが、なかなかしっくりくるアイデアが浮かばずひたすら粘りました。2週間前になってやっと納得のいくアイデアが出たのですが、なにしろ直前だったので急ピッチで作成。学校に残ったり電話をしたり他の予定との調整が難しく、泣きながら素材を作るほど切羽詰まっていました。この期間にかけた時間は40、50時間は超えていたと思います。

他の2段階ではどれくらいの時間をかけましたか。

2段階目の本選は選抜された10チームが議会でプレゼンをするもので、3段階目のファイナルはその中の上位3チームのプレゼン動画をネットで公開し、一般の方からの投票の形で優勝を選ぶものなのですが、本選前は時間をかけまくりました。夏休み中に学校に朝9時集合で16時まで講習を挟みながら活動をし、家に帰ってからも電話を繋げることをしていて、このときもまた40、50時間やっていたと思います。ファイナルはもともと提出していた動画を短縮させ録音するだけだったので、20時間ほどだったと思います。

 そんなに!その後の成績への影響が心配です。

夏休みを挟んだので成績の変化は特にありませんでした!

成長したこと

大熊:参加する前は、自分の中では割と性格が静かだったのですが、政策甲子園を通して、自分の意見を言えるようになったし明るくなりました

里川:新しいクラスメイトと長期間で頑張るということで不安が多かったのですが、政策甲子園を通して新しい環境で頑張っていこうと思いました

澁谷:今まで入っていた委員会での発表などとは違い、政策甲子園は長期戦だったため、書きたいことをスラスラ書けるようになりました。スピーチの面でも、以前は原稿を見ながら話していたが、「何もみないでやりなさい」という先生からのご指導をきっかけに何も見ずに話すことが当たり前になりました。

他にも学んだことや気づいたことがあれば教えてください。

大熊:思うより大きい声で発表した方がより観客に伝わるんだなと思いました。

澁谷:本選の会場では、私たちはトートバック1個なのにキャリーケースと共に東京以外の地方から来ている人が​多く、​規模の大きさを感じました。後は、政策甲子園終了後に学校や外部から取材を依頼されたので、興味を持ってくれて嬉しいと感じました。

里川:インタビューと通して、本当に頑張って良かったと感じるようになりました。インタビューを受けると、自分たちがやったことはしっかり規模が大きかったんだなということを実感し、頑張りが認められたようで嬉しいです。

今後挑戦していきたいこと

澁谷:最後に何か挑戦したいとは思っています。ですが、勉強があるからどこまで融通が効くかわからないので難しいところです。

里川:受験勉強が忙しくなる前にもう一つ思い出を作れたらなと思っています。勉強に忙がしいのもあるし、結果を残せなかったら勉強に時間を割けばよかったとおもってしまいそうで怖いので悩み中です。

大熊:私も、時間があればまた何かやりたいなと思っています。この3人で何か出来たら最高です。

読者のみなさんへアドバイス

みなさんは見事決勝進出しましたが、政策甲子園での経験を通じて、より良いアウトプットを生み出すために大切だと思ったことがあれば教えてください。

​澁谷:とりあえず出てきただけのアイデアで進めるべきではないと思いました。とりあえず出てきただけの案というのは、心のどこかでは納得できていないもののことです。私たちは一度「これでいこう」とした”とりあえずの案”とは違う、納得できる案を最終的に出してここまで進むことができました。一度決めた後でも他にもっといい案があるんじゃないかと練り直すことが大切だなと思いました。

大熊:自分の意見をいうことが大切だなと感じました。自分の性格的に今まで自分が思っていてもグループワークで意見をいうタイプじゃなかったので、自分の案が実際に採用されたり自分の意見を真面目に受け止めてくれることが想定外でした。

里川:やるんだったら楽しんで最後までやるのが一番いいと思います。3人の日程が合わずギスギスする瞬間もたくさんありました。でもやっぱり楽しまないと続かないので、最後まで楽しんでやってほしいです。

最後に、政策甲子園に興味がある中高生に一言ずつお願いします。

大熊:政策甲子園に興味があるなら悩まずにまずは申し込むべきです。準備は大変だけど楽しいと思うからぜひやってみてほしいです。

里川:制作甲子園と聞くと政治の知識がたくさん必要そうと思うかもしれませんが、調べるところから始めれば楽しいです。知識は無くても大丈夫。やること自体に価値があるので、楽しむために参加してみてもいいんじゃないかなと思います。

澁谷:この政策甲子園ならではの特徴の1つに、書類選考や実際の場での発表、ネットでの発表など色々な形式の大会を経験できるというのがあります。何か新しいことに挑戦してみたいと考えている人には向いていると思います。

執筆者よりひとこと

きっかけはなんであれ楽しんだもの勝ちという姿勢が3人を決勝戦にまで導いたのかもしれませんね!
インタビューを通して3人の楽しそうな雰囲気が伝わってきました!貴重なお話をありがとうございました!


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