はじめまして、高校2年生のまりかです!読んでいて楽しい記事を目指して頑張ります!
今回は、日韓青年会議オンラインプログラムに参加したパイセンに、印象に残ったこと、学んだこと、プログラムの魅力などをお聞きしました。
日韓青年会議オンラインプログラムとは
このプログラムを主催する日韓青年会議(Korea Japan Youth Conference)は日本と韓国の学生の交流を推進することを目的として活動している学生団体です。毎月異なるテーマで、日韓関係について韓国の学生と貴重なディスカッションができるオンラインプログラムとなっています。主に英語で進行が行われますが、日本語翻訳によるサポートがしっかりあります。
今回は、日韓青年会議オンラインプログラムに参加した吉村公太朗さんにお話を聞きました。
吉村さんは小学生から柔道を続け、中学生の時にギター、ベース、ドラムなどの楽器を習得。英語は独学で学び、16歳でイタリアに留学した際、外国の方と話す中で感じるふとした文化的な気づきがとても楽しい経験だったそうです。
それでは早速、インタビュースタートです!
英語の力試しで参加してみた!
吉村さんはなぜこのプログラムに参加したのですか?
一番の理由は英語を使ってみたかったからです。独学で英語をやっていて、話す機会があまりなかったので、英語が上手い人と話したらモチベーションが上がるかもしれないと思いました。韓国にはあまり関係ないですけど、、笑。また、外国の人と話してみたかったこと、コロナ禍でも他の学生と交流したいと思ったことも参加した理由の一つです。
ここでしかできないディスカッション
一番印象に残ったことは何ですか?
ディスカッションの中で「従軍慰安婦についてあなたはどう思いますか?」というテーマがパッと出されて、その時はヒヤッとしましたね。日韓の中でかなり踏み込んだ話題についてしかも英語で意見を話すということがとても大変でした。結果としては日韓の学生でよく話して上手くまとまったからよかったんですけど、、笑。
それはどんな学びに繋がりましたか?
今実際に問題となっていることを英語で話すという経験はここでしかできないものだと感じます。一方で、少人数グループで話せること、プログラム中で背景知識のサポートがあること、拙い英語でもオーガナイザーが伝わるようにサポートしてくれたことなど誰でも参加できるような工夫もありました。
韓国の方と初めての真剣議論!
これまで韓国の方と話したことはありましたか?
留学中にありましたが、もちろん深刻な日韓関係などついては話しませんでした。私はそのような踏み込んだ話題はかなり避けてきたと思います。でもプログラム中ではそのような話題でも事実に基づいて、偏りがないようにされていて、日韓の学生が安心して話せる場になっていたと思います。
初めて韓国の学生と日韓関係について話して、どんな気づきがありましたか?
正直なところ、私は今までなぜ韓国で慰安婦像を巡る活動が活発行われているのか、日本はどのような責任があるのかなど、考えることを止めていました。しかしプログラムを通して、日韓の間で歴史認識が大きく違うことを感じました。歴史の教科書の分量などを見ても、韓国の学生の方が、戦時中の日本軍の行いについてよく知っているんですよね。韓国の立場に立って理解しなければと思い、そこで思考停止から抜け出して自分でも調べ始めました。終わって2日後くらいまで余韻がありましたね笑。
日韓関係は少しずつでも変えられる
プログラムで得た気づきはどのように日韓関係の改善につなげられると思いますか?
まだ日本人の中には日韓関係のニュースを見ても真剣に捉えず、「またか〜」と聞き流してしまう人もいると思います。そんな人に対して、私は韓国の立場に立って考えてみたら?問題の背景について調べてみたら?と声をかけられると思います。真剣に捉える人が増えていけば、すれ違いが減っていって、日韓関係が少しずつでも改善していくのではないでしょうか。
どんな人にこのプログラムをおすすめしますか?
・他の国の考え方・文化を知りたい人
・政治や国際関係に興味がある人
・英語を勉強したい人などにおすすめですね!
以上がインタビューです。ありがとうございました!日韓青年会議オンラインプログラムに参加したいと思ったら日韓青年会議 facebookページで最新情報をご確認ください。また、このオンラインプログラムは以前校プロの記事内でも紹介しています。こちらもぜひご参照ください。
日韓青年会議
ホームページ:https://ja.kjyc.org/
facebook:Korea-Japan Youth Conferencehttps://www.facebook.com/kjyc.org
Instagram:@kjyc.official
Email:korea.japan.ed@gmail.com
過去にプログラムを紹介した校プロ記事:
https://kininarukotomatome.com/japan-korea-youth-conference-online-program-0203
これから実施予定の他プログラム
上記のプログラムと同じく日韓青年会議の主催で、大学教授によるオンライン講演会やオンラインサマーキャンプが行われます。日韓関係について少しでも興味が沸いた方はぜひご参加ください!
【講演会:日韓関係はなぜ改善しないのか】
主催:日韓青年会議
日時:5月23日 14:00-15:00
場所:Zoom
<対象:学生(中学生〜大学生)
言語:日本語
申し込み:Google Form https://forms.gle/Vywc4SjsqqLnKHmy6yより
内容紹介:日韓関係は年々悪化の一途を辿っています。では原因は何なのか、日韓関係は将来どうなるのか?日韓関係の研究に長年携わってきた木村幹教授が朝鮮半島の現状を踏まえた上での自身の分析をお伝えします。
講師紹介:木村幹教授
京都大学で博士号を取得
過去にハーバード大学、高麗大学、オーストラリア国立大学の客員研究員を経験
神戸大学大学院国際協力研究科教授
汎太平洋フォーラム代表兼理事長
『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識 朝貢国から国民国家へ』など、著作多数。
質問等がありましたら、korea.japan.ed@gmail.comにご連絡ください。
この講演会は以前校プロの記事でも紹介しています。こちらもご参照ください。
【日韓青年会議 サマーキャンプ 一次募集】
日時:7月23日(約5時間)
場所:Zoom、Google Meetなど
費用:無料(オンライン開催のため)
対象:日本または韓国の中学生、高校生
言語:英語(日本語、韓国語の通訳あり)
募集人数:20人
後援:公益財団法人 日韓文化交流基金(JKCF)
プログラム内容:
日韓の学生間の対話や文化交流を通じて日韓関係の改善につなげることを目的として、以下のプログラムが予定されています。
・日韓関係の専門家による講演会
・現代の日韓関係を題材にした模擬外交
・日韓の歴史問題についてのディスカッション
・日韓の文化についてのディスカッション
・メディアや偏見についてのディスカッション
申し込み:https://ja.kjyc.org/eventsよりサマーキャンプの詳細をご確認の上、Google Formよりお申し込みください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!