留学についてトビタテ生に聞いてみた!前編

留学についてトビタテ生に聞いてみた!前編

こんにちは!パイセン部署のはるなとゆきなです!

今回はトビタテ生の3人の方に留学についてお話を聞いてきました。たくさんの素敵なお話を聞くことができたので2回に分けてお届けします!

トビタテ!留学JAPANとは?

トビタテ!留学JAPANは文部科学省の主導のもと意欲のある日本の若者の留学を後押しする取り組みです。応募して合格すると留学のための奨学金が給付されます。この奨学金は返済不要となっています。

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自己紹介

小二田さん  群馬県太田市に住んでいるぐんま国際アカデミーという学校の高校2年生の小二田知希と申します。留学はオペラを勉強しに行ってきました。よろしくお願いします。

 

龍さん 龍美晴です。私も同じく群馬県に住んでいて、前橋女子高校の2年生です。私はアメリカのロサンゼルスに混合教育、障害児の教育と医療を学びに行ってきました。よろしくお願いします。

 

小松さん 同じく群馬県の高崎市に住んでいる小松美羽と申します。中央中等教育学校というところに通っています。学年は高校1年生です。私の行先も龍さんと同じアメリカのカリフォルニアで、私は模擬国連というディスカッションや国際教育の活動を学びに行ってきました。よろしくお願いします。

 

留学を決断した経緯

小二田さん 僕は先ほどオペラで留学したと言ったんですけど、もともと日本で小さいころからオペラを習っている場所があって、小さいころからオペラをがちがちにやっているというよりかは、例えば平井堅さんの歌だとかそういう風に歌というところからだんだん音楽に触れていくというかんじで入りました。その中でずっと同じ先生に教わっていて、それが中学生くらいまで続いたんですけど、違う先生に教わってみたらどうなのかと思ったのがきっかけで1度国内で違う先生に教わってみました。そしたら全く違うアプローチというか、全然違う教え方だったり考え方も違ったりしたのでそこをきっかけに海外だったらどうなってしまうんだろうというか、どれだけ違ってくるんだろうと思ったのをきっかけに留学してきました。

 

龍さん 私はもともと何かしたいというよりも留学自体に興味があって、予定では自分の通っている高校が行っている海外研修に去年の冬に行く予定だったんですけどコロナで中止になってしまいました。高校の海外研修が終わったら大学で長期留学に行く予定だったんですけど、高校の海外研修がなくなってしまったので高校で海外に行けるチャンスがないのではないかと諦めていたんですよ。去年くらいのそんなときにトビタテを見つけてそこから「留学やっぱり行きたいかも」と思いました。トビタテは何かを目的に留学に行かなくてはならないので自分は何のために今回留学に行くのかなと思って、アメリカとか医療とかすごく興味を持ったので留学を決めました。

 

小松さん 私は美晴さんと全くの逆で本当に1年前の12月にトビタテを知るまで留学のりの字も考えたことがなかったんですけど、私の部屋の後ろに今トビタテのポスターを貼ってあるんですけど、これが学校に貼ってあるのを見て「なんかカラフルなやつある~なんじゃこりゃ~」と思って見てみたら海外研修と書いていて「なんか面白そう」と思い、そこからノリでとんとん拍子で進んで留学に至ったかたちです。もともと模擬国連を国内で日本のものをやっていました。「模擬国連って発祥の地はアメリカだよなーじゃあそのままアメリカとつるか」みたいなかんじのテンションで留学を決めました。しっかりした目標がなくて大丈夫かいってかんじなんですけど笑

 

留学を通じて印象的だったこと

龍さん 1つにしぼれないので2つお話させてもらいます。私はアメリカに行ったんですけどアメリカって超移民大国じゃないですか。その移民大国アメリカと日本の意識の意識の違いをすごく痛感しました。例えばアメリカだったら本当にどこに行ってもいろんな国の人がいっぱいいて、インド系の人もいればアジア系の人もいるし欧米の人もいるので、どこを見渡しても自分が他の国からやってきた、みたいな意識がそんなにないんですよね。なんですけど日本って結構、今、東南アジアの留学生や移民の方がいっぱいいるじゃないですか。そういう人を見つけると「あの人仕事を見つけに来たのかな」とか「留学しに来たのかな」みたいな風に思っちゃうじゃないですか。そういう他の国から来る人の意識の差というのを痛感して国以外にもLGBTQだとか男女の関係や上下関係がアメリカと日本で全然違うということを痛感しました。この前授業でもやったんですけど、国別の幸せランキングで日本は下位にいるじゃないですか。その理由を留学を通して学び、感じました。2つ目が人の優しさで、これはアメリカだから学んだというよりも留学生だから学べたことで、留学って異国の地に1人で行くので、すごく不安とか緊張とかがあるんですよね。そんな中で自分のホームステイ先にたまたま日本の大学生がたくさんいらっしゃって、その方たちが本当に優しくて辛いときとかもいろいろ慰めてくれたり、いろいろな観光地に連れて行ってくれたりしてくれたので、それも大きく感じたかなって思います。

 

小松さん 私が一番印象的だったのは模擬国連の学生向けのサマーキャンプに参加して、そのとき周りに日本語を話せる人が誰もいなくてどうしようもないというかんじでした。また、航空性中耳炎で一時期耳が聴こえなくなって、そういう意味でもパニックの連続で泣きそうになっていたんですね。でもそんなときに”Let’s do our best”などとめちゃくちゃ周りの人が声をかけてくれて、そういう意味での寛容性に関して、同じ目標を持っている人で集まるとこんなに周りの人どうしで気を配れるんだな、と思ったり、あとは文化的な面でくしゃみしたら”Bless you” っていうじゃないですか。そういうところも周りの人に対する気の配り方だったり日本人とは違う方向性のものがあるなと思い、そういった意味で価値観とかに大きな影響を与えてもらったというところが大きかったです。

 

小二田さん  僕行った国言うのを忘れていて、フランスとオーストリアに行ったんですけど、そこの国で感じたのはやっぱりヨーロッパの国ってなんか日本と比べてより落ち着いていてリラックスした空気が流れているということで、いちばん驚いたのは公園にいる人の数の違いです。日本だったら公園って子どもが遊ぶところというイメージがあるからかわからないんですけど、そもそも子どもの数自体も減っているというのもあって、公園にいる人の数は少ないと思うんですけど、留学先では公園行くと必ず人がいて、もちろんホームレスの人とかもいるんですけどそれだけじゃなくてコーヒー飲みながらゆっくりしている人もいるし、地べたに寝てる人もいるし、というかんじでとりあえず公園にいる人たちの人数がすごく多かったみたいなところで思っていたりだとか、あと一日中同じコーヒー屋さんのベンチで同じコーヒーを飲んでいて喋っているというところも多く見たりだとか、なんか日本に比べて落ち着いた空気があるな、という風にかんじました。

 

留学を通じて挑戦したこと

龍さん 私は今回の留学で医療について学びたかったので、現地の医療施設でボランティアをしてきたんですよ。それが一つの挑戦であって、結構現地の医療施設で言語は全然通じないし、相手が子どもだったり、その親御さんだったり、それプラス、セラピストさんなど現地の医療スタッフの方もいて、それぞれに対して違ったコミュニケーションの取り方をしなければいけなくて、もちろん医療なので自分が全然知らないことも多くて携われることも少なくて最初は本当にいちばん辛かったし、行きたくないという感じでした。行く前から結構緊張していました。なんですけど頑張ったという感じですね。あともうひとつが現地の人との交流で、よく留学行くなら現地の人とたくさん話せというじゃないですか。自分ももともとアメリカに興味があってアメリカの人と話してみたかったので自分の拙い英語ながらも頑張って話して、実際に起きた出来事をひとつあげると、自分のいったホームステイ先のホストファザーが教会の牧師さんで毎週日曜日にいろんな人が親戚のあつまりみたいにグワーって集まるんですよ。そのときにポーカーをやっていて、「なんか楽しそうだけど話しかけるの怖いしどうしよう、でも楽しみたい!」というかんじで意を決して行くぞ!というかんじで話しかけて、実際やってみたらすごく楽しくて、そのあともすごく仲良くなれてインスタ交換したりして、だから現地の人との交流もすごくよかったなと思っています。番外編みたいなのを話すと親への説得です。これは留学中じゃなくて留学前の段階で親から結構反対されていて、親を説得しきったというのも一つの挑戦です。

 

龍さんのボランティアの様子

小二田さん 自分は2か国いって1か国目がフランスで2か国目がオーストリアだったんですけど、そのときはやっぱり言語が違うということで、僕喋れるのが英語ばっかりなので、オーストリアはドイツ語でオペラでやる歌曲もドイツ語だったのでそれがいちばん大変でした。最初はもともと出ないつもりだったんですけど、コンクールの三日くらい前になってコンクールに出てみないかということになって、その3日間でやったことのないドイツ語を仕上げなきゃいけないということがすごくチャレンジだったこともあって、それも暗記しなきゃいけなくてすごく大変だったんですけど、そのチャレンジは頑張って乗り越えて、ホテルのフロントの人とかにドイツ語の発音とかを教わりながら頑張って練習していったら、母数がそんなに多くなかったんですけどそのコンクールで2位をとることができて嬉しかったです。

 

小二田さんのオペラ

小松さん  少し美晴さんと被ってしまうところがあるんですけど、いろんな人に積極的に話しかけるだとか率先して動くみたいなものがひとつ挑戦としてあります。キャンプの最中にトビタテのアンバサダー活動として日本の文化を伝えるみたいな紹介しようみたいな活動があって、最後の日の夜のアクティビティの時間を少しくれないかと交渉し、ジャパンナイトという日本の折り鶴をみんなで作ろうというイベントをみんなで企画したんですね。プレゼン作ったり材料準備したりキャンプのスケジュールもみちみちで短い時間だったんですけど、なんとか形にすることができ終わったあとも楽しかったとCool!・Beautiful!とすごくほめてもらえてそういう風に人を笑顔にできるような活動を自分からできたということが挑戦であり嬉しかったことです。その後のホームステイ中も図書館とかで会った人に”Hey!”と行って折り鶴を渡したりちょっと変質者チックなところはあるかもしれないんですけど、やったというのは一つ挑戦として言えるのかな、と思います。

 

小松さんのイベントの様子

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!後編もお楽しみに👀

 

後編はこちらから

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