「トビタテ留学JAPANって実際どう??」

「トビタテ留学JAPANって実際どう??」

『【パイセンに”トビタテ!留学JAPAN”について聞いてみた】byくりすパイセン(クイーンズランド州立大学・学生)』

<この記事をざっくり要約!>
これは高校生の時に文部省の海外留学奨学金プログラム「トビタテ!留学JAPAN」に利用してオーストラリアに短期留学された方による体験談と当プログラムの紹介記事です!

ちょ、ちょっと待って何言ってるか全然理解できない!っていう人はこちら
➡︎「パイセンに聞いてみた!」って何?!、てか何このサイト?!

【トビタテ!留学JAPAN公式ビデオ】

【以下本文】

初めまして、みなさん。「くりす」と言います。疑うことなかれ、本名なんです。笑

まずは簡単に、僕の自己紹介からしていきますね。僕は、奈良県に生まれ小学校2年生までは奈良と京都を行き来する生活を送っていました。そして小学校3年生から5年生までの3年間をオーストラリアのメルボルンで過ごし、帰国後は奈良の小学校、京都の中学校、そしてまた奈良の高校に通うという少し奇妙な学歴があります。高校では自転車競技部に入部し、ガッツリ体育会系の学校生活を3年間続けました。笑 現在、大学はオーストラリアのクイーンズランド州立大学に通っています。

・トビタテとの出会い~ 

さてさてみなさん、スポーツ留学や芸術留学と聞いてどう思うでしょうか?なんだか英才教育のようなイメージがプンプンしますよね?しかし、今ではその選択肢には一般の高校生にも広がりつつあるんです。現に僕は高校2年生の夏にオーストラリアのメルボルンに自転車と英語を兼ねた留学に2ヶ月半行きました。

僕がトビタテに出会ったのは、高校一年生の冬。大学に勤めてた母親が大学生・高校生向けの給付型奨学金「トビタテ!留学JAPAN」を紹介してくれたのが、始まりでした。僕自身、父親が外国人で、海外に住んだことはありましたが、それほど海外に特別興味があるわけではありませんでした。しかし、家族の猛烈な勧めによって、半ば渋々応募することを決意しました。

・1次審査・2次審査~ 書類選考の1次審査では自分の留学計画や、受け入れ先、自分自身について書きました。ちなみにこのトビタテ!留学JAPANは「君が留学する、国家プロジェクト」というキャッチフレーズを元に、留学先、留学期間、留学目的、基本的になんでもありの奨学金なんです!!(高校生は最低2週間から最長1年)

この書類を通じて僕は、なぜ海外に行きたいのか、なぜその国なのか、何がしたいのかなど自分の留学計画についてとても深く知ることができました。そして、この時に僕は自分の裏目的「自 分の選択肢を知る」を掲げました。僕の父親はニュージーランド人で、オーストラリアではニュージーランド人は比較的に簡単に移住することができるため、僕はこの先日本で生活するのか、海外で生活するのかを決めるために一度一人で海外を見てみようと思ったのです。

そして2次審査では、面接がありました。面接の前に何度も自分の書類を見直して、自分が何をしたいのかを不器用ながらに面接官にぶつけました。

・事前研修~ 

6月の中旬には事前研修がありました。東京の霞ヶ関にある、文部科学省内で行われた事前研修では、1期生としてトビタつ仲間や、奨学金の事務局の方々、文部科学大臣とともに留学に対する士気を高めあい、お互いのあふれんばかりの思いをぶつけ合いました。トビタテの最大の魅力は、僕はこのコミュニティだと思っています。留学と聞くと、とても大げさに聞こえてしまって周りから敬遠されるかもしれません。だからこそ、海外で挑戦するという同じ志を持った仲間とは、とても強い絆が生まれるんだと思います。(下村元文部科学大臣との一枚!)

 

・いよいよ渡航!~ 

7月の末、僕は一人でオーストラリアのメルボルンにトビタちました。幸い僕は、 小学校時代に3年間海外にいたので、英語はある程度喋れたので、あまり英語に困ったりホームシックになったりはならなかったのですが、渡航前の僕は激しい国籍差別者でした。日本がアジア諸国で一番 優れてると思い、発展途上国に対する偏見はとても激しいものでした。しかし、語学学校など様々な ルーツを持つ方々と交流することで、まさに「みん な違ってみんないい」、どの国が優れてるかなんて答えはないし、どうでもいいことだということに気づきました。そして、僕の裏目的である、「自分の選択肢を知る」という留学計画においては、自分の足で様々な場所に行ってみたり、現地の大学のオープンキャンパスに行ってみたりしていました。オーストラリアの大学はとても広く、まるで一つの町のような雰囲気がありました。そして僕は、現地の学生が心からキャンパスライフを楽しんでいることや、海外の雰囲気を感じて海外の大学に行くことを決意しました。 

↑自転車競技の室内競技場。木張りの上のコースを走ります。

↑海沿いのマーケット

帰国後とその後の活動~

 10月中旬に帰国してからは、海外シックになったのか、とりあえず海外に行けるプログラム(高校生外交官など!)に申し込みまくりました。笑 残念ながら、それ以来大学に進学するまで海外には行けなかったのですが、僕は海外がとても好きになりました。そして、事後報告会を校内で全校生徒の前で開きました。1000人超の前でするプレゼンは終始心臓がバクバクしてましたが、その後友達や、先生方からたくさんの褒め言葉をもらえたので、やってよかったと思います。(写真は校内での事後報告会の様子。)

最後に~

 もし「自分に好きなことがあって、海外で挑戦してみたいけど勇気や自信がない。」という方がいれば、心配しないでください。日本中に同じことを思っている同志がいて、それをやってのけた先輩たちがいます。確かに海外で生活することはとても勇気のことです。しかし、それ以上にあなたが成長できることを僕たちトビタテ生は自信を持って保証します!

ぜひ、一歩踏み出してみてください! 

【さらにパイセンの体験談を読みたい方はこちら

【トビタテ!留学JAPAN公式サイト➡︎http://www.tobitate.mext.go.jp/

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