日中青年会議〜参加者インタビュー〜

日中青年会議〜参加者インタビュー〜

この記事では、4月に校外プログラムにて特集を組んだ「日中青年会議」について、2019年度参加者の本田純平さんにインタビュー形式でお話を伺っていきます。残念ながら今年参加できなかった方、また将来参加を考えていらっしゃる方、「日中青年会議って何?」という方も、このインタビューを読んで、「日中青年会議って面白そう!」と思っていただけたら嬉しいです!

自己紹介をお願いします!

初めまして、高校1年生の本田純平です。現在高校1年生の15歳で、北海道の自然に囲まれて育ってきました。もちろんスキーは大好きです。現在は色々な分野に興味があり、新しいことに挑戦したり、昔から興味のあることを深めたりして、経験を積んでいる途中です。

日中青年会議とは?

 
 

日本、中国本土、香港・台湾から来た中高生が一同に集まり、日中関係やそれぞれの地域の文化について話し合うサマー・プログラムです。異なる地域から集まった約50人の中高生は、ユナイテッド・ワールド・カレッジ香港校に宿泊して、オーガナイザーによってつくられた様々なセッションや香港探索・観光、友人との対話などを重ねていきます。日中関係に関することを幅広く学ぶだけでなく、クリティカル・シンキング(批判的思考)や問題解決能力など、これからの生活の中でも役立つスキルを身に付けることができる1週間です。

なぜ日中青年会議に参加しようと思ったのですか?

 
 

1番大きな理由は、日本の各地から集まってくるハイレベルな高校生と知り合いたいと思ったからです。また、中国本土や香港・台湾からも高い志を持ってくる人が多く集まってくるだろうと思ったので、そういう人たちとも話し合って、刺激を受けたいと思ったこともありました。もう1つの理由は、日本にいる限り、中国本土に関する正しい情報は中々入ってこないのではないかと考えていたからです。このプログラムに参加して直接中国本土や香港・台湾の人と対話をすることはとても重要になるなのではないかと感じていました。歴史や文化についても興味があったので、歴史の長い中国本土や他の地域について学びたいとも思っていました。

中国本土に関係するバックグラウンドはありましたか?

 
 

全くありませんでした。中国本土からの友人がいただとか、旅行などで訪れたことがあったということでもなかったです。ただ、歴史の授業を通して中国の存在がとても大きいということは知っていたので、もっと中国の歴史や文化について学びたいと思っていました。

選考はどうでしたか?

 
 

1次審査では、日本語2つと英語1つの合計3つのエッセイを書きました。日本語では、自分を3つの言葉で表すというものと、前年の日中青年会議ののモットーである、マーガレット・ミードという社会学者の名言をについて意見を述べるというものがありました。英語では、尖閣諸島問題について書きました。自分が今までずっと願っていた、社会貢献をしたい、もっと多くの人と触れ合いたいという熱意を大切に、できるだけ多くの情報を多角的な視点から見ることを意識しながら書きました。卒業式の時期だったので、英語の準備も全くできなくて不安だったけれど、完璧な英語を書くことよりも、関心を見せることの方が大切なのかなと選考が終わってみて思いました。

面接は?

 
 

思ったよりも堅苦しくなく、自然に話すことができる環境でした。英語面接では、質問は聞き取れたものの、回答を話すのに時間がかかってしまいました。それでも担当者は辛抱強く待ってくれたので、自分の想いをしっかりと伝えることができました。

1番の思い出は?

 
 

午前3時まで、中国、台湾から来たルームメイトと話し合ったことです。彼らと文字通り『本音』で日中問題やお互いの国が抱えている問題について話し合いました。日本と中国との間だけではなく、中国と台湾の間にも異なる意見が存在していることを目の当たりにしました。また、彼らの日中問題に対する意見は僕が思っていたよりもずっと中立的だったのでとても驚きました。実際に対面して話し合うことによって、お互いの表情を見ながら話し合えました。それによって、意見だけでなくて思いも理解し合えたと思います。素晴らしい経験でした!

1番大変だったことは?

 
 

英語でプログラムが行われるということです。応募した時点では全く英語が話せず、そこから英語を勉強してきました。それでも、会議の始めの方は苦労して、あまり自分の意見を話すことはできませんでした。けれど、会議の後の方になるにつれ、英語にも慣れてきて、中国本土や香港・台湾の人とも話せるようになり、自信に繋がりました。日本、中国本土や香港・台湾からの周りの参加者がサポートしてくれたので、難しい内容でも、物怖じせずに挑むことができました。参加者もオーガナイザーも皆、英語があまりできない僕にも心を開いてくれ、僕が話し終わるまで聞いてくれたので、プログラムを通して、段々自信を持って話せるようになりました。また、日本チームのオーガナイザーは、必要な時には通訳に入ってくれたので、どんな場面でも置いていかれることなく、議論に参加することができました。プログラムの広範に行われるファイナルイベントでは議論のレベルが上がり、周りの話すスピードも上がってきて理解するのが難しかったけれど、オーガナイザーが素早くメモをとって説明してくれたので、ディベートにも置いていかれることなく参加することができました。

会議に参加して驚いたことは?

 
 

僕にとって、最初から最後まで全てが驚きでした。まず、東京の空港で日本チームと会った時。皆とてもよく勉強してきていることにびっくりしました。お互い同じ興味を持っていて、僕がずっと関心を持っていたことについて話し合えるのがすごく楽しく、刺激的でした。お互い日中関係をよくしたいという共通点があって、それについて話せたのは良かったと思います。僕は地方で生まれ育ち、そう言ったことについて語り合える機会がとても少なかったので、日本にはこんなに自分と同じ熱意を持った人がいるんだと驚きっぱなしでした。

会議に参加して変わったことは?

 
 

1番大きいのは、中国本土に関するイメージです。良いとか悪いとかではなく、僕がプログラムに参加する前に抱いていた印象は全く違ったんだということに気付きました。実際、中国本土の人は僕にすごく心を開いて話してくれて、色々気も使ってくれて。プログラムを振り返った時に、そういうことが浮かび上がってきて、僕がそれまで見ていたのは、全体の中のほんの一面でしかなかったのだと気付きました。

将来の応募者に向けて一言お願いします!

 
 

日中問題に興味がある人はもちろんのこと、国際関係に興味がある人、逆に今まで何の機会もなかった人も、絶対参加するべきだと思います。今まで社会問題について同世代と話し合う経験がなかったのだとしたら、これはすごく良い経験になること間違いなしです。また、実際に外国の同世代と対等にコミュニケーションを取れるのはとても貴重な機会で、そこからプログラムに参加する前は想像もしていなかったほど多くの知識やスキルを学べたので、参加して損はないと思います! 今までの価値観がガラリと変わる1週間となります。是非応募してみてくださいね!

ありがとうございました!

 
 

「日中青年会議って面白そう!」「でもこのまま本会議に応募するのは不安…」という方は、冬に行われる報告会や体験会に是非足を運んでみてくださいね!

日中青年会議大特集!

校外プログラムでは、日中青年会議の特集を公開しています。
このインタビューを読んで興味が出たという方、是非他の記事も併せてご覧くださいね。


日中青年会議紹介記事はこちら⬇︎

【UWC香港校で開催!】日中青年会議

日中青年会議特集【第1弾】はこちら⬇︎

日中青年会議特集【第1弾】運営の一丸 暖歌さんにメッセージをいただきました!


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日中青年会議特集【第2弾!】参加者に聞いた!日中青年会議ってどんなプログラム?

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