公教育を変える活動をする高校生にインタビュー

公教育を変える活動をする高校生にインタビュー

みなさんこんにちは。パイセン部署のゆきなです。

今回は公教育を変えるためにいろいろな活動をしている高校生にインタビューしました。

 

自己紹介

 東京都に住んでいて都立高校に通っている高校3年生の秀島知永子です。課外活動というところでいくと高校1年生の秋くらいから日本若者協議会という主に若者の声を政治に反映させることを目指して活動している学生団体に所属したのが最初でした。そこで政治家に政策提言に行ったり、勉強会をしたりする中で政治に声を上げることで社会は変わるんだなということを実感できて、若者協議会で私発でプロジェクトを始めたりとか、あと課外活動界隈というか課外活動をしている高校生との出会いもたくさんあったりして、そこから起業などにも興味を持つようになりました。最近は政治界隈と起業界隈で生きています。

 

公教育を変える活動をはじめたきっかけ

 日本若者協議会で活動していく中で何か社会を変えたいなというところがずっとあって、何かないかなと思っていたときに、高校の授業で英語の先生が3か月とかで代わったりだとか、あとは産休に入った先生の代わりの先生が見つからなかったというところとかから、もともと教員の労働環境とか教員不足というところは知ってはいたんですけど、これは教員だけの問題ではなくて子どもたちの学ぶ環境にも大きな影響が出てしまうんだなということを知って、何とかしたいなと思いました。あと、高校生が声を上げるというときに、やっぱり当事者性が高いかなと思ったので教員の労働環境に対して高校生が声をあげるというのはひとつ新しいことなんじゃないかなと感じて、団体の代表に相談をして、署名活動を始めました。署名が3万以上集まったので都議会の政策提言に行って、このような経緯で始めたんですなどというお話をして、あとは記者会見をやって、たくさんメディアにも来てもらって報道してもらったので、だいぶ社会には影響力をもって活動できたのかなと思っています。それが去年のことで、そこでいったんストップしちゃったんですけど、やっぱりまだまだ全然変わってないし、高校生が声をあげるということも必要だなと感じていて、最近学生団体を立ち上げて、これからもう一回政策提言とか政治へのアプローチをメインに他の高校生と一緒に活動していこうかなと思っているところです。

 

どのような活動をしていますか?

 私は政治へのアプローチということで教育を変えていきたいなと思っているので日本若者協議会でもSCEでも政治家に対して高校生が思っていることを伝えるということをメインに活動しています。あとは世論喚起のためにメディアに記事を書いてくれませんかとお願いしたり、イベントとかもやっていけたらいいなと思っています。高校生の声はやっぱりなかなか社会に出ていないので、それを伝えること、発信することの意義はあるかなと思いながらやっています。

 

活動を通して印象的だったこと

 ひとつは課外活動の中で高学歴の人とか、海外でずっと生活していて英語がペラペラな人とかと同じ目線で話をしたり交流したり、友達になれるというのは、とても学歴主義のところではありえないことだなと思っていて、色々な人と対等に付き合えるというのは課外活動の良さだなと思っています。あと、政治に声を上げるというところで社会を変えるという実感がしやすい分野なので、そのやりがいというのはとても大きいなと思っています。

 

活動のゴールと理想

 公教育や教員の労働環境の方は教員が働きやすくてよりよい学校にするというところがゴールではあるんですけど、ひとつ指標としてあるのは、もっと高校生とかの子どもの声が社会に発信されるというところが大きなゴールで、子どもの声が重要視されるというところがメインかなと思っています。もうひとつビジネスの方でいくとアプリを開発したいなと思っていて、ビジネスコンテストとかに応募して評価されるような形にしていきたいなと思っているので、評価されるような取り組みをきちんとやっていくということも大事かなと思ってやっています。

 

どのようなアプリを開発したいと考えていますか?

 政治に関わる中でやっぱり若者の声が政治に反映されていないなという現状にずっと問題意識を持っていて。どうしたらいいのかなと思ったときに、3DSとかのすれ違い通信ってあるじゃないですか。あのすれ違い通信で推しについてとか悩みについてとか、政治への不満とかをすれ違った人と匿名だけど共有できるアプリがあれば、リアルに感じられるし、どういう人がいるかわかるし心強いんじゃないかなと思います。なので実装して新しい政治の選択肢をつくることで先ほど言った公教育、教員の労働環境などの問題もちゃんと社会に発信されて、社会を変えられるんじゃないかなというのを思っているので、すれ違い通信のアプリを作りたいなと思っています。

 

中高生へのメッセージ

 私は色々、校プロであったり課外活動を紹介されているサイトとかイベントサイトとかすごくチェックしていて、行けそうなイベントで近場で開催されているのは応募するようにしていて。そこに行った先にどういう出会いがあるかわからないし、そこで出会った人と今後何かをやっていけるかもしれないというところで機会を無駄にしたくないなということを思っていて、イベントであったりコンテストであったり、そのようなものはなるべく参加するようにしていて、機会を逃さないでほしいなということと、「自分なんかが…」とか思わずに積極的にそういうことにチャレンジして、落ちてしまうこともたくさん私自身もあるんですけど、挫けずにチャレンジしてほしいなと思います。あと、やっぱり課外活動というと大学受験のためという人も多いとは思うんですけど、やっぱりそこじゃなくて人との出会いとか新しい気づきとか、そういうところの楽しみをもちつつ総合型選抜に使えたらラッキーだねって感じで考えてくれるともっと楽しめるんじゃないかなと思います。

 

執筆者より

最後まで読んでいただきありがとうございます!政治について深く考えたことがなかったのでこれを機に情報を集めたり、考えてみたりしたいなと思いました。素敵なお話をありがとうございました!

参加者体験談カテゴリの最新記事