【ユーグレナ特集第三弾】経営陣へのインタビュー

【ユーグレナ特集第三弾】経営陣へのインタビュー

こんばんは!ゆーいです。

この度、ユーグレナ社の新CFO募集に関連して、ユーグレナ特集を組むことができました。
今回はユーグレナ特集の第三弾 「経営陣へのインタビュー」とのことで、次期CFOや次期サミットメンバーに応募される皆様にとって身近な存在となる方々について取材をさせていただきました。

「第零弾まとめ」はこちら
「第一弾CFO募集について」はこちら
「第二弾ユーグレナとは」はこちら
「第四弾CFO&サミットメンバーへのインタビュー」はこちら

ユーグレナの設立

大学時代、海外経験が無かった出雲充は、アジア最貧国の1つであったバングラデシュ人民共和国を訪れました。
バングラデシュには、米や豆など主食はたくさんあるものの、人間に必要な栄養が全然足りておらず、子どもは普通の年齢より身長が小さかったり、大人も常に具合が悪いというひどい健康状態でした。
そこでそこで出雲は、現地の人を救おう
と決めました。
バングラデシュから日本に戻った彼は「バングラデシュの人々を、世界の人々を健康にしたい」という一心で、栄養豊富な食材の存在を求め、生物学を学びました。
そして見つけた栄養豊富な藻類であるユーグレナ(和名:ミドリムシ)の研究に没頭し、ユーグレナという素材を通して、少しでも世界の栄養問題解決の一助を担えればと、ユーグレナ社を立ち上げました。

なぜ藻の一種のユーグレナに着目したのか。

出雲さんが東京大学に在学されていた際のお話です。


「肉や野菜は鮮度が命。新鮮なままたくさんの種類や量の肉や野菜を届けることが難しいのであれば、様々な栄養素が一つに詰まった“素材”を見つけて一度に届ける方法は無いものだろうか。」

出雲は、そのような食べ物はないか、誰彼かまわず聞いて回った。しかし、なかなか出会うことができず、いつからか「もしかしたら一つの素材で様々な栄養を含むものは、自然界にはないかもしれない・・・」、そう思うようになっていた。

ある日、サークルの飲み会の後、同じ農学部の1学年後輩の鈴木とその話をする機会があった。

「様々な栄養素が一つに詰まった“素材”を探しているんだけど、ないんだよね」
ミドリムシなら、出雲さんの理想に近いかもしれません。動物と植物の間の生き物ですから」

これを聞いた出雲に、イナズマの衝撃が走った。

(小学館新書「僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。」より)


人生の転機となったであろうこの瞬間。私たちには想像もできないほど高揚したでしょう。
私たちも“イナズマの衝撃が走る”瞬間に出会えたらどんなに面白い人生があるのでしょうか!
今の私では想像もできませんが、そのような瞬間に出会いたいものです。

ユーグレナの創業ヒストリー

一ヶ月で、わずか耳かき一杯分。

ユーグレナユーグレナ社を創業した出雲は悩んでいた。2005年の夏時点で、ミドリムシを培養できる量はこれが限界だった。食物連鎖の最下層に位置するミドリムシは、その栄養価の高さゆえに、バクテリアやプランクトン、昆虫などにとってもごちそうとなる。
どんなにクリーンな環境で培養しても、外部から他の微生物がわずかでも侵入すれば、たちまち食い尽くされてしまう。
これまで、世界中のどんな研究者もこの壁を乗り越えることはできていない。

「どうしたらミドリムシだけを大量に増やすことができるだろうか」

耳かき一杯分に一ヶ月かかっていては、事業化はとうてい不可能である。

しかし、出雲は必ず成功させるという覚悟でユーグレナ社を立ち上げた。
そう、培養技術が完成したから会社を作ったのではない。絶対に大量培養を成し遂げようと自分たちを追い込むために、会社を作ったのだ。
もちろん、一か八かの大きな賭けだった。

「どんなにクリーンな環境を作ろうとしても、微生物や異物の混入をゼロにするには莫大なコストがかかる。だが、そんな無菌状態でしか繁殖できないなら、ミドリムシはとっくに絶滅しているはずだ。ひょっとして自然界には、ミドリムシだけが繁殖できるような環境があるのではないか……?

そう考えた出雲は、実際の研究を手がける取締役の鈴木とともに、ある発想の転換をした。「異物を混入させないクリーンな環境」を作るのではなく、
「ミドリムシしか生きられないような培養環境,ミドリムシ以外は嫌がって近寄れない培養環境」
を目指す方向に切り替えたのだ。

「出雲さん、やりましたよ! プールがミドリムシでいっぱいになりました」
「本当か!」
「ええ、今も順調に増え続けています。培養成功といって間違いありません。これから“収穫”します!」

“いつかは成功できる”と思っていたが、“いつまでにできる”か確信はなかった。鈴木からの知らせを受けて出雲は天にも昇る思いだった。
このとき穫れたミドリムシは、乾燥した状態で66キログラム。これまでグラム単位でしか培養できなかったミドリムシに、事業化の道が開けた瞬間だった。大量培養の研究を始めて3年後、会社の設立から4ヶ月後のできごとである。
(なお2017年 4月現在では、年間で最大160トンの生産能力を持つまでになっている。)

ミドリムシの培養成功は、大阪府立大の中野先生をはじめ、ご協力下さった先生方のお力無くしては到底実現できないことだった。
まさしく、日本中の研究者が総力を上げて何十年も続けてきた研究のバトンを最終ランナーとして出雲と鈴木は受け取り、培養というゴールテープを切る栄光を与えてもらったのだ。

(小学館新書「僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。」より)

カップヌードルなどの制作話でもよく聞く“発想の転換”
これはたった数文字で表せる言葉の中で最大級に難しいことだと思います。ですが、一つの視点に囚われずに生きるということを念頭に置くことが大事だと思いました!

CFOやサミットメンバーとの一年を振り返って

未来へ向けた経営改革に舵をきれたことが良い点でした。

●CFO(Chief Future Officer:最高未来責任者)が策定した方針
調査の結果、CFOおよびサミットメンバーは「環境への意識の高さ、低さにかかわらず、当社はお客様が意識せずとも環境に配慮した行動をとれる仕組みの構築を目指す」という方針を策定しました。
この方針に基づき、ユーグレナ社はお客様にとって最も身近なユーグレナ社の商品に使用している環境負荷の高い石油由来プラスチックに着目しました。
ユーグレナ社ヘルスケア事業では食品および化粧品を販売しており、両商品群において容器、包装、運送資材等に様々な資材を使用しています。中でも石油由来プラスチックの使用量が多く、商品容器・包装の約60%を占めています。

●決定内容
上記の方針に基づき、ユーグレナ社は石油由来プラスチックの削減を目的として、
(1)既存の飲料用ペットボトル商品の全廃
(2)一部商品においてお客様がプラスチックストローの有無を選択可能にすること

を決定しました。これらの施策を2020年9月から速やかに展開し、ユーグレナ社商品における石油由来プラスチック使用量を約4%削減します※2。
特に、既存のペットボトル商品は当社の流通飲料売上の約35%以上※3を占めており、流通分野の主力商品の容器を抜本的に切り替え、CFOが策定した多くのお客様が意識せずとも環境に配慮した行動をとれるようにするという方針の実現を企図しています。

各施策の詳細と、プラスチックの削減割合は以下のとおりです。
※2:2018年9月期の売上原単位あたりプラスチック使用量が約8g/千円であるのに対し、既存の飲料用ペットボトル商品の全廃と、一部商品においてお客様がプラスチックストローの有無を選択可能にすることで売上原単位あたりプラスチック使用量を約0.3g/千円削減可能と見込んでいます
※3:2019年9月期の売上に基づいて割合を試算
詳細はこちらをご覧ください。

経営陣からのメッセージ

私たちユーグレナ社とともに、未来を創っていく強い想い、覚悟のある方の応募をお待ちしています。

CFO募集に関してはこちらをご覧ください。

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ユーグレナ特集第三弾はいかがでしたでしょうか。
これから生きる上で一つの参考になれば良いなと思います。

※本記事は依頼記事となっております。
ご質問等ございましたら、ユーグレナ社までお問い合わせください。

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