【U Share 西早稲田】卒業生インタビュー vol.1

【U Share 西早稲田】卒業生インタビュー vol.1

 お久しぶりです。はるなです。12月もいよいよ後半戦。日が経過していくごとに、1年の終わりを感じています。皆さんの2022年はどんな年になりましたか?私は、環境の変化や思考の転換が顕著に現れた1年になったと感じています。今まで、潜在的に言葉にとして表さずともどこか遠くで知っていた何かが、今はとても近いところにあるような気がしている今日です。

 さて、今回は U Share 西早稲田という国際学生寮に住んでいた、オーストリアのウィーンに留学中の西平美侑さんにインタビューしました。西平さん自身の言葉から紡がれる国際学生寮の魅力とは?来年の春から大学生になる首都圏の高3生、必見のインタビュー記事となっています!是非、最後までご覧ください。

U Share西早稲田についてはこちらをご覧ください!
※募集情報は昨年度のものです。

第二弾はこちら!

 

西平美侑さん

 

国際学生寮に入寮したきっかけ

 

 理由は2つあります。1つ目は、入寮前から留学を希望していて、留学前に日本で留学体験が出来るというコンセプトに惹かれて、そうした経験をしてみたいなと思ったからです。2つ目は、コロナの流行によって大学1年目になかなか友人を作ることが出来なかったため、もっと様々な学生と関わる機会を持ちたいなと思って入寮しました。

 

大学時代に国際学生寮に住むメリット

 

 メリットは沢山あるのですが、まず第一に、英語を学びたい人にとっては絶好の環境だなというのがあります。私も、留学経験がそれまでなかったので少し不安でした。でも、英語を話すことは出来るけどまだ勉強中、という人にもすごく優しく教えてくれるし、みんな日常的に英語を使うので、英語に触れる時間が多く取れたことは本当に良かったと感じる点です。

 また、共同生活を送る中で、自分自身をより深く知ることが出来たこともメリットの1つです。寮に住む仲間は第二の家族のような存在になっていくので、日常の中で大学の友人には見せないような、ちょっとダメな自分もありのままに見せることが出来るようになっていきます。時に衝突することもあるのですが、そういう経験からもより自分を深く知ることが出来たなと思います。

 U Shareの創業者の友人や知り合いの方とも関係を築くことが出来ます。創業者の方はキャリアの面でも、人としても、とても尊敬出来るところが沢山あるのですが、そういう方からアドバイスをもらえたり、何か悩んでいた時には、自分の興味のある分野でエキスパートの方を紹介して下さったり、様々な場面で助けられました。

 

U Share 西早稲田での印象的な思い出

 

 特に印象的だった思い出は2つあります。1つ目は、寮の屋上で過ごす時間が長かったのですが、夜中に屋上でちょっとお酒などを飲みながら、数人で「ライフどうですか?」というコーナー(自分たちの人生を共有し合う時間)を定期的に行っていました。その中で悩んでいる子がいたら相談に乗ってあげたり、何かアドバイスほしいなと思ったときに気軽にそういう時間を活用して色々な価値観を知れたりだとか、常にみんなで前に進んでいこう、という雰囲気があったことが印象的でした。

 もう1つは創業者の方たちに留学前にご飯に連れていってもらい、応援して頂いたことも大切な思い出です。

 

対話の中で自己理解が進んだ具体的なエピソード

 

 創業者の方との対話の中での出来事です。私がU Shareに入ってすぐに自分は本当に留学する必要があるのかどうか悩んだ時期があって、1人の創業者さんに質問したときに、「逃げてるだけじゃない?」と、言われて。自分が選択をする上で、留学は必要だと感じているけどハードルが高いことだから、何かと理由を付けて頑張ることから逃げている自分にそのとき気づいたんです。その言葉を聞いた瞬間は、すごく悔しい気持ちになったのですが、同時に自分を応援してくれているからこそかけてくださった言葉だと感じました。期待をかけてくれている分、挑戦するということを選択できるように背中を押してくれたのではないかと解釈し、今はその言葉にとても感謝しています。

 

創業者さんとの関わりの面で魅力的な点

 

 U Share のシステムとして、オフィスアワーで1人ずつ、この人と話したい!と思ったら1on1で予約がとれるシステムがあります。そこでキャリアの相談を1対1で行える点が魅力的だと感じます。また、応援の熱意が強く、1人ずつ、こういう性格だな、こういうことに興味があるんだな、などとすごくしっかり理解しようとしてくれます。さまざまな分野で活躍されてきた方々と密にコミュニケーションが取れることは、私の視野と可能性を大きく広げる経験だったと思います。

 

留学に至ったきっかけ

 

 きっかけは、遡ると小学校の頃に見たハイスクールミュージカルのような海外ドラマを沢山見ていたことで、いつか留学したいなという思いを持ったことが始まりで、やはりU Sahreに入寮したことでその思いが強まった、というのは大きいです。自分の思いを再確認できた環境が、U Shareでした。理由を挙げると、日常的に英語を使うという点において、自分ははじめ、苦労したところも沢山あったんですけど、それを乗り越えたいという気持ちが自然と生まれたこと。

 また、海外で働いている大人の方と接する機会も多く、そこで、海外で働くという選択肢もありだなと強く思ったり、色々な国の学生と暮らすことになるので、そうした学生と話をするうちに、価値観が広がった、というのがあります。英語などの色々な言語を学ぶことだけが目的ではなくて英語というコミュニケーションツールを用いて、様々な国の人と仲良くなったり、価値観を広げたり、英語を学んだ先のビジョンが見えてきたことも、留学の思いが深まったことを補完する理由の1つです。

 

留学の中で活きているU Shareでの経験

 

 海外の人と話す経験を国内で積むことが出来たのは大きなことだと捉えています。ずっと日本人とばかり関わっている大学生活から海外での生活をスタートさせることはとてもきついことなのかなと思ったので、やはりU Shareのコンセプトの『日本国内で出来る留学生活』というのは本当だな、と実感しました。加えて、現在寮に住んでいるのですが(オーストリアに留学中)、ルームメイトとの関係構築など、そうした力もU Shareで身につけられたなと思っています。どうやって共有するものを管理するかなど、生活の細かい部分などもU Shareに滞在しているうちに経験できて良かったなと感じています。

留学に行ったことで現在、感じていること

 

 大学では、環境問題とビジネスを学んでいます。環境問題の進行によって資源を巡った争いが増えたり、貧困問題が深刻になる、などの事例を学びながらこのような後に大きな争いの種になりうる問題をどう防いでいくかを主に考えています。

 また、大学の授業は、日本と違ってディスカッションが多いので、それには少し苦労しています。日本語でも答えられないような問いに直面したときに英語で伝えることは難しいなと感じることも多く、留学前に、もっと自分の意見を論理的に伝える力をつけておく必要があったなとは感じています。ですがさまざまなバックグラウンドを持った学生の意見を聞くことはとても刺激的です。

 

高校時代に行った活動で今の進路に繋がっていること

 

 私は、沖縄出身で高校まで沖縄で暮らしていたのですが、沖縄尚学という高校の地域研究部に所属していました。その部活がすごくユニークで、沖縄の歴史や文化を学んでプレゼンテーションを作り、地域の人や学校の人に向けて発表したりだとか、戦争体験者の話を聞いて、その体験を継承していこうという活動をしていたりとか、核兵器廃絶の署名活動を広島の高校と協力して行ったりしていました。そうした平和活動や沖縄の文化や歴史を継承していこうという部活に入っていたことが進路を決める上での大きな要素に繋がりました。私のおばあちゃんとおじいちゃんも戦争を経験しているので、戦争を失くしたいという強い使命感を感じるんです。また、核兵器廃絶の署名を届ける目的で国連に派遣させていただき、国連で沖縄の戦争体験をプレゼンをする経験などから、海外で働きたい、国と国を繋ぐ仕事をしたい、などと海外に馳せる思いが一層強くなりました。

 

高校時代、部活(≒課外活動)に取り組んで得られたもの

 

 卒業時、地域研究部の活動に集中して取り組んできて本当に良かったなと思いました。この部活の場合は、実績として書ける活動がすごく多く、大学受験にも活かせました。また、部活を通して沖縄で育ってきたものの、沖縄のことをあまり知らなかったことに気付きました。これから海外に行くとか、他の都道府県で活躍したいと思っているんだとしたら、まずは、自分のアイデンティティやバックグラウンドを知るべきだなと気付けたことは、すごく大きいです。

 海外の人と話すときに、まずは自分のバックグラウンドや育った環境などについて話す機会が多いのですが、そういった面でちゃんと歴史や文化などを知らないと、話せないし、今まで何してきたの?という目で見られることがあります。自分の育った環境について学ぶことは、自分のアイデンティティ構築にも活かせていたなと思います。また1つ言えるのは、自分の育った環境について知ることは自分を大切にすることにも繋がっていくと思っています。やはりどんな文化があって、どんな人たちが作った土地で育ったのか、ということを考え直すと、自分が生きているのは今まで頑張ってきてくれた沖縄の人を始め文化を作ってきた人たちのおかげなんだということを感じて、出会ってきた人たちへの感謝の気持ちが私のモチベーションになりました。



U Shareでの経験が留学だけでなく自分の人生の中で活きた経験や
自分の人生に与えた影響

 

 学び続けることの大切さを実感しました。大学に入学してからU Shareに入寮するまでの2年間はすごく大学に入ったことに満足していた自分がいました。しかし、U Shareには、将来何がやりたいかを考えている子たちが沢山集まっています。何がしたいか分からないけど、志を持って働きたいとか、何か世の中に影響を与えたいとか、自分の将来について真剣に考えている学生が集まっていたので、そこですごく刺激を受けました。自分はただ働くのではなくて、何を目的に働きたいんだろうとか、本当にこれはやりたいことなんだろうか、とか、考え直す時間になったなと思います。

 その一方で、自信を失くすこともありました。周りは留学経験があるのに、自分はないとか、インターンなどに熱中している姿をみて焦りを感じたりとか。そうした面では自信を失くすことも多かったんですけど、創業者をはじめとする運営チームの方々とか、一緒に住んでいる子たちは、助け合いの心がすごくあって、手を差し伸べてくれます。相談にのってくれたりとか、挑戦する機会をくれたりたりして、そうした環境の中で、自信を失くしてもそこで頑張ろうという気持ちが育ったなと思います。

 

来年の春から大学生になる高校3年生に向けたU Share の魅力

 

 大学生活を他の人とちょっと変わったものにしたいと考えている人には、とてもオススメできる寮になっていると思います。まず、1つに様々な大学の学生が同じ寮に住むことが出来る環境はなかなかないものだと思っているので、出会う人の幅が広がると考えています。加えて、一緒に住むことで学校生活では仲良くならない人と半ば強制的に(笑)仲良くなる機会が増えるので、価値観が広がったり、自分のコンフォートゾーンを抜けられる良い経験になると思います。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。西平さんのインタビューいかがでしたか?
このインタビューを読んでU Share 西早稲田のことが気になった方は是非ホームページをご覧ください!

また、校外プログラム大全ではU Shareの卒業生者インタビュー第二弾も掲載予定です。お楽しみに!

 

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