中国新聞ジュニアライターにインタビュー!

中国新聞ジュニアライターにインタビュー!

こんにちは!はるかです。

突然ですが、『平和』とは一体何でしょうか…?

2023年で原爆投下から78年が経ちました。今回は中国新聞ジュニアライターとして原爆や平和について発信されている小林芽衣さんにお話を伺いました。

世界平和に対する熱い想い、課外活動に積極的に取り組む姿に迫りました!

自己紹介

広島県に住んでいます、小林芽衣です。昨年の9月から中国新聞ジュニアライターとして活動しています。

活動内容

広島県内の中高生30人で原爆や平和に関する取材をし、記事を執筆しています。被爆者や平和活動を行っている人を取材するだけでなく、今年の5月にはG7サミットに際して、ジュニアライター同士でG7サミットに期待することについて話し合いました。

活動を始めたきっかけ

母からの「やってみたら」と勧められたことがきっかけです。広島に住んでいるから原爆について興味を持っていたものの、自分が何か語れるかといったら、語れるほど詳しくないことに気付きました。また、原爆の記憶の風化が進むのを感じ、若者の心に刺さるような平和の発信法を学びたいと思いました。

活動で印象に残っていること

8月6日に平和記念公園に出向き、平和記念式典に来ている外国人にインタビューをしたことです。「あなたの国は核保有国ですか?」、「核兵器についてどう思いますか」、「世界平和とはどんなことだと思いますか?」という質問をしました。「核兵器についてどう思いますか」という質問に対して、私はみんなが「核保有はダメだ!」と答えると思っていました。しかし実際は、核保有に賛成する人と反対する人の割合は五分五分でした。核保有国の人であっても、8月6日の平和記念式典に足を運ぶということは非核保有を望んでいるのだろうと思っていたので、とても驚きました。

小林さんにとって「世界平和」とは

広島のジュニアライター目線では核保有国がなくなって、戦争がなくなることが世界平和だと思います。ですが、ジェンダーギャップがなくなる、みんなが安全な水を飲めるようになるといった小さいことでも平和はたくさんあると考えています。一つにまとめると『みんなが笑顔で平等に暮らせること』だと思います。

また、今年の夏、AIG高校生外交官プログラムというアメリカに2週間留学するプログラムに参加しました。そこで、躊躇なく食べ物を捨てる人がいたり、明らかに食べきれない量の料理が配膳されてきたりする日本とは異なる姿を目の当たりにしました。アメリカではフードロスが当たり前のようでしたが、食堂を一歩出ると、道の端にはホームレスの姿がありました。普通に食べ物を廃棄する人がいる一方で、一日一食も満足に食べられない人もいることを知りました。この経験から、『不平等をなくす』ということも世界平和だと思います。

今後取り組みたいこと

今後はまず平和についての知識を深めていきたいです。今年の夏、アメリカでどこから来たのか聞かれた時、「I am from Hiroshima.」と言っただけで、世界では広島の知名度が高く、注目を浴びました。原爆について教えてほしいと言われたものの、英語で全然話すことができませんでした。原爆についてこれまで学んできて、日本語で伝えることはできるけれど、英語で自分の思いや広島の歴史を伝えることができませんでした。広島を背負って、代表として世界に原爆について発信する機会があるにもかかわらず、伝えたいことを伝えることができず、本当に悔しい経験をしました。これからは原爆についての知識を深めることはもちろん、それを英語で説明できるようになりたいです。そして将来的にはNGOの職員や青年海外協力隊といった国際問題解決に関わる団体に所属し、自分の言葉で平和の大切さを世界に伝えたいです。

読者の中高生へメッセージ

課外活動に積極的に取り組んでほしいです。国語や数学など学校で学ぶことも大切ですが、課外活動は学校では培うことのできない新たな学びを得ることができます。大学進学に向けた勉強や部活が忙しい中で課外活動に取り組むことが難しいと聞くこともあります。ですが、課外活動で得た学びが将来の目標を見つける手がかりになることもあります。堅いプログラムでなくても構いません、是非課外活動をしてみてください。

 

 

 

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