商店街を高校生が活性化?!今波に乗ってる『草薙フューチャーセンター』とは

商店街を高校生が活性化?!今波に乗ってる『草薙フューチャーセンター』とは

『【パイセンに”草薙フューチャーセンター”について聞いてみた】by松浦凜パイセン(草薙FC代表)』

この記事の内容をざっくりと要約すると!
これは「草薙フューチャーセンター」という草薙商店街の活性化を目的とした高校の校内機関の代表を務めている方に、当団体の紹介に加えて、国内の教育機関の中でその活動が広がりつつあるFCについてまとめていただいたものです!

ちょ、ちょっと待って何言ってるか全然理解できない!っていう人はこちら
➡︎「パイセンに聞いてみた!」って何?!、てか何このサイト?!

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【以下、取材記事】

はじめに

本サイト代表の浅井様より、我々の団体をご紹介させていただく機会をもらえたこと、感謝いたします。

草薙フューチャーセンター(以下草薙FCと表記。また、他のフューチャーセンターもFCと略します)はプログラムやイベント名ではなく、草薙商店街という一つの小さな商店街に高校生の風を吹かせるべく、2017年4月に始まった静岡サレジオ高校の校内機関です。

そのため、この記事をご覧になったからといって読者の皆様が活動に参加できるわけではないのですが、街への高校生としての関わり方、高校生でも(だからこそ)できる地域参画等を参考にしていけたら幸いです。 (静岡サレジオ高校三年 松浦凜)

①“フューチャーセンター(Future Center)”とは何なのか

この言葉、なかなか不思議でなじみのない言葉かと思われますが、FCとは、「様々な立場や学年、年齢、価値観の異なる方々を集め、ある解決したい問題をもとにした議題(アジェンダ)について話し合うことで、自分の狭い見解にとらわれない、広いアイデアで新たな問題解決を導く機関」のことを言います。そして、このFCという機関が開くセッションのことを、特に“フューチャーセッション”と言います。また、このセッションの司会をする役を“ファシリテーター”と呼びます。

 FC発祥の話は置いておくとして、国内の教育機関としてのFCの広がりが近年増えてきており、静岡県では、我々静岡サレジオ高校の草薙FCのほかに、島田商業高等学校、静岡県立大学、静岡大学がそれぞれのFCを構えています(順に、島田FC・KOKURABO・静大FC)。

また、FCの中では我々のルールというものがあります。それがこの3つです。

①平等な立場で話し合おう!

②他人の意見は否定しない!

③未来志向型で!

特に、この③にある未来志向型というのは、話し合いの主題をを過去ではなく未来のことに置き、ポジティブに有意義に考えていこうというものです。私たちはこのルールを大切にし、楽しい話し合いの場を築くことを心掛けています。

②草薙FCについて

構成員は30人程度で、草薙の街をどの様にしていきたいかをFC方式で話し合います。その際、草薙商店会の山本会長や夏フェス(後述)の浅井実行委員長、静岡市役所などの方々をお招きし、狭い見解にとらわれない広い視野で話すことができる環境作りもしています。これを授業の一環として、毎週水曜日に活動しています。他のFCは話し合いに重きを置きますが、草薙FCは、草薙の街づくりに貢献する、サレジオ高校と草薙商店街の架け橋となることに重きを置いています。

③なぜ、草薙の街づくりなのか

そもそも、草薙商店街と高校は、互いに駅をはさんですぐのところにあります。そのため、多くの生徒が、登下校の度に商店街を見たり通ったりするわけです。しかし、「静岡サレジオ高校の生徒が、近くに商店街があるのに、ほとんど行った事がない」という現実がありました。私は、この状況を打開したく、「いつもお世話になっている草薙商店街の皆様のためになにか活動できないか」という想いからこの団体を校内に設置しました。NPO化させずにあえて校内機関にしたのも、それが理由です。

④草薙はいま、波に乗っている!

草薙の駅周辺は大きな転換期を迎えています。まず、2016年9月、駅の大規模な改築がありました。駅の近くに大きなマンションが建ちました。また、草薙街づくり業者「カルテッド」も、商店街の方々を中心に創設され、まさに革新の波に乗っているわけです。そこで、「草薙FCもこの流れをより活性化させよう、静岡サレジオ高校の生徒にも体感してほしい!」という想いで、活動しています。

⑤主な活動記録

ⅰ参画したイベント

まだできたから間もないこの草薙FCですが、参画したイベントがあります。

それは、「つながる草薙夏フェス2017」です。前述した「草薙カルテッド」の皆さんが主催した、商店街でのお祭りです。私たち高校生も、この祭を盛り上げようということで、スタンプラリーを企画しました。

400枚のうちわを手作りして、来た子どもに配りました。商店街にあるお店を周り、全てのスタンプを集めたらガチャで景品がもらえるというものです。400枚のうち、350枚分けることができました。また、夏ということで、浴衣で参加しました。高校生の体力がいる力仕事をしたり、ステージで演奏をしたりすりことで、祭の盛り上がりに貢献できました。

ⅱ夏フェスの成果

 まず、この夏フェスの盛り上げに貢献できたことが大きな成果だと思います。そして、このときに撮った写真を高校生自らがSNSに投稿することで、多くの他の高校生がこの祭に興味を持ってくれたことも大きな成果です。また、来場した方や商店街の皆様に、静岡サレジオ高校を知ってもらえたことも、誇れることです。草薙と高校の架け橋と云いましたが、まさにその役を全うできました。

※写真は、メンバーや浴衣、スタンプラリー会場、演奏の様子

⑥これからの活動

これから、10月には商店街のハロウィンや、冬には「冬フェス」があります。団体としては未熟ですが、夏明けからはもっと多くの構成員で、より活気ある活動をしていきます。

最後に

拙い文を読んでいただき、ありがとうございました。FCとはなにか、高校生だからこそできること(SNSによる知名度拡散など)がご理解いただけたならうれしいです。また、街のイベントでの高校生の参画は、大きな活気付けとなりますし、多くの街が求めていることでもあります。今後我々のような団体が増え、各々が各地域を盛り上げ、そして日本全体が高校生の活気にあふれる事を願います。(静岡サレジオ高校三年 松浦凜)

【校外プログラム体験談「パイセンに聞いてみた!」をさらに読みたい方はこちら

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