世界で活躍する人材を育成する?Terra Academyサマーキャンプとは

『【パイセンに”Terra Academyがサマーキャンプ”について聞いてみた】by伊藤澪里パイセン(2017年度参加者)』

<この記事の内容をざっくりと要約すると!>
これは世界最先端のプロジェクト型のワークショップを行う「TerraAcademy サマーキャンプ」という今年初めて開催された国際キャンプについて、参加者に体験談を含めて紹介していただいたものです!

ちょ、ちょっと待って何言ってるか全然理解できない!っていう人はこちら
➡︎「パイセンに聞いてみた!」って何?!、てか何このサイト?!

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【以下、取材記事】

こんにちは!UWC ISAK Japan、高校1年生の伊藤澪里です。

 今日は、一般財団法人 活育教育財団と株式会社ImaginEx (イマジネックス)共同主催の 、TerraAcademyのサマーキャンプについて皆さんに紹介させていただきます。私が参加した今年のキャンプが第1回目だったので、このサマーキャンプについて知らない人も多いかもしれません。私は、運営チームの片山晴菜さんに会いたいがために参加を決めた者で、このような人間がTerraAcademyの魅力をしっかり伝えられるか不安ですが、私の思いが少しでも皆さんに伝わってくれることを願っています。是非最後まで読んでみてください!

とりあえずこのキャンプ何なの?!

 TerraAcademyが掲げている目標は、私の言葉でカッコよく表すと「世界で活躍する人材を育成する」ことです。この5日間のサマーキャンプで私たちは、その「世界で活躍する人材」になるためのグローバルマインド、問題解決スキル、そして発信力と想像力を身につけていきました。

 とりあえずこのキャンプは基本的にすごい自由です。アクティビティの間には必ず10分ほどの休憩がありますし、1時間くらい自由時間をくれた時もありました。ほぼ毎日新しいワークショップと出会いますが、ワークショップの形式は大体、目的を伝えられていないままゲームをし、終わった後にゲームの意図を考えるようなものです。他にも、自分の夢や思い、何かに対する意見を交換し合う時間もあります。事前にスケジュールは伝えられているのですが、全くスケジュール通りには進みません。笑

 キャンプのスケジュールは参加者の顔色、リクエストによって変わってくるので、ここでは1つ1つの細かいワークショップの説明ではなく、大きく①プロジェクトチーム、②アドバイザリーグループ、③運営チーム(ファシリテータ)、④サマーアクティビティ、と言う4つの項目に分けて紹介しようと思います。紹介、というよりもレポートに近いですね。

①プロジェクトチーム:「スクラム」って一体…

 このキャンプのメインは、4、5人のメンバーでプロジェクトチームを構成し、プロジェクトを行っていくことです。

 初日は、自分のマインドを覆すようなワークショップがあったり、自分自身を見つめ直すことができるディスカッションをしたりしますが、2日目以降は本格的に、最終日のプレゼン本番に向けて、プレゼンテーションの準備を行っていきます。

 今回のプロジェクトのプレゼンのテーマは「AIとの共存」でした。将来的に特定の職業がAIに取って代わられるのではなく、共存できるのではないか、というのをチームで考えていきます。初めは、どの職業にフォーカスしてプレゼンを作るか、を話し合うことから始まり、チームごとに進度は違いますが、「解決策」を見つけ、発表することをゴールとして進めていきます。

 

 私たち参加者は、「スクラム」という手法 を教わりました。

 「スクラム」と は、もともとソフトウェア開発において使われていた方法です。開発チームは、スポーツチームのように互いに協力して、ゴールを目指します。要求をいきなり変えてくる顧客、予測できない変更に対し、素早く対応するためにチームの能力を最大化することに集中する、というアプローチです。

 少し難しく聞こえますが、私たちがキャンプで学んだことは基本的に、時間をかけて計画した後、プレゼンを準備し、最後の最後にぶっつけ本番ではなく、とりあえずプレゼンの準備に取り掛かり、未完成でもとりあえず外に発信し、フィードバックを受け、 次のプレゼンに反映する、 というサイクルを早く回し続けた方が、結果的に良いものができる 、という考え方です。

 その考え方にならい、プロジェクトの過程では、「スクラム」的アクティビティをたくさん行います。 例えば、未完成なプレゼンをほぼ毎日発表し、ファシリテーターや他の参加者からプレゼンに対する意見をもらうような時間があります。

 

スクラムってやばい。

 そのような「スクラム」的アクティビティの中でも、特に3日目の、各チームの現時点で出来上がっているプ レゼン内容を、ファシリテーターに3分でプレゼンし、3分でフィ ードバックを受け、その後6分間でフィードバックを活かしてプレゼンを改善し、その後別のファシリテーターへまた3分でプレゼンし、3分でフィードバックを受ける・・・・というのは、本当に地獄でした笑。しかし驚くことに、それを40分くらい続けると、どのチームも最後の方にはファシリテーターがフィードバックの改善点に困るほど完成度の高いプレゼンをするようになります。

 このアクティビティは、テストが動作する必要最低限な実装をとりあえず行った後、コードを洗練させる、という短い工程を繰り返す「スクラム」で使うテスト駆動開発の考え方に似ているそうです。

 これには本当に驚きました。今まで、プレゼンをグループで準備する機会はたくさんありましたが、このような劇的なチームの成長は、私は経験したことはありません。「スクラム」ってやばい(良い意味で)。

 最終プレゼンでは、ほとんどのチームが劇の形でプレゼンをしました。ほとんどのチームがコメディCMのようなレベルの高さです。何を調べたのか、何を考えたのかを、ただ単に一列に並んで伝えれば良いのではなく、その伝え方も重要なポイントだ、ということを学ぶアクティビティがありました。ですからどのグループにも、いわゆる小学校でするような”発表”をするところはありませんでした。

②アドバイザリー:毎日を振り返る。

 毎日夜8時ごろからに1時間ほど、プロジェクトチームのメンバーと被らないメンバー4、5名で行う、アドバイザリーというアクティビティがあります。アドバイザリーでは、各チームにファシリテーターが1人ついて、その日1日の振り返り、また明日達成したいこと、皆んなに相談したいことを話します。ここではプロジェクトチーム内での問題や、後悔したことなどをシェアして、互いにアドバイスをします。ファシリテーターの皆さんは超プロですから、毎回すごく心に響く言葉をくれますし、他のメンバーも本当に親身になって話を聞き、それぞれの考えを真剣に述べてくれます。一言で言うと、素直になれる場所です。

 夜寝る前なので、リラックスしたような雰囲気なのが私は好きでした。

③運営チーム(ファシリテータ):じゃんじゃん話しかけて!

 海外大学に進学したい私としては、ファシリテータの皆さんが素晴らしすぎて、すごく嬉しかったです。たくさん与えられる休憩時間の間や、夜寝る前など、自分からファシリテータに話しかけに行き、いろいろな情報を聞き出します。私の場合は、試験や大学選びについてなどの海外大学情報、素敵なワークショップの作り方なんかも聞きました。特に、私のTerraAademyのキャンプの参加動機が「片山晴菜さん」ですから、このように同じ施設の中で彼らと深く話せる時間というのは、私にとって本当に幸せな体験でした。(実は少し緊張してしまい、晴菜さんとは他のファシリテーターと比べてそんなに話せませんでした。笑)

 ちなみに、このキャンプは、自分のコミュニティー内に、力強い協力者を作るチャンスでもあります。私は自分の学校でこの先行うプロジェクトの1つとして、出張授業なるものを考えています。そこで、その授業を受け入れてくれそうな団体や学校を教えてくれると、約束してくださった方がファシリテーターの中にいらっしゃって、本当に感激でした。

 質問が思い浮かばなくても、とりあえず話しかけに言ってみると、話がどんどん膨らむものです。じゃんじゃん話しかけていってください!

④サマーアクティビティ:リア充できます。 

 キャンプは筑波大学の研修所で行われます。千葉です。海が目の前です!!

 アドバイザリーや休憩時間、参加者が考えたゲームをする時間などに、海に行くことができます。それだけでなく、4日目の午後は全員でビーチへ行き、海水浴、バナナ ボート、ビーチバレーと、仲間と思いっきり楽しんでリフレッシュ しました。その夜はバーベキューをして、なんと花火まで・・・最高でした。

 この5日間のキャンプに参加しただけで、なんと夏をエンジョイしたリア充の一員になることができます!

終わりに

 私のプロジェクトチームでは、チーム内で衝突があり、この問題としっかり向き合い、チームで話し合って解決したのが、プレゼン当日、最終日の5日目、朝3時ごろでした。

 そこで、問題が潜在していた中で用意していたそれまでのプレゼンを捨て、本番直前1時間くらいでまとめた、自分たちのチームのプロセス、何が問題だったのか、どうやって解決したか、そしてチームの成長を話しました。順位は6チーム中3位、そしてHonesty Awardの賞を頂きました。

 なぜ、チームの亀裂の修正に時間がかかったのか、そもそもなぜギリギリまでそれに気づかなかったのか、そういうことを考えると、多くの気づきがあります。私は多くの学び、素晴らしい人との出会いを与えてくれたTerraAcademyに超感謝しています。本当に参加して良かったです。

 最後になりますが、私は、このキャンプの良さを、まだ全然伝えきれていないという自覚はあります。私が皆さんと共有したい、書きたいことはまだまだたくさんありますが、恐らくこの想いは皆さんが実際にTerraAcademyのサマーキャンプに参加されれば、分かっていただけると思っています。

 少しでも興味がありましたら公式サイトをのぞいて、是非是非応募してみてください!後悔する夏には、絶対にならないはずです。

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