Breakthroughしよう キャリア甲子園優勝者インタビュー ~後編~

Breakthroughしよう キャリア甲子園優勝者インタビュー ~後編~

こんにちは!8期のわかなです。
皆さん待ち望んでいたであろう先日公開したキャリア甲子園優勝者インタビューの後編です。
前編をまだ読んでない方はこちら




拙いながらも書かせていただいた前編記事ですが、目を通してくださった皆様、ありがとうございます。
ここからはいよいよ決勝本番です!ぐーふぉ3人組の死闘やいかに…!?

③決勝当日のプレゼンテーションまで

決勝の流れは、午前中に池袋のハレブタイという会場に現地入りし、昼食を食べつつリハーサルを繰り返してから、いよいよ舞台で本番、という形でした。コロナ渦にも関わらず、徹底した感染対策とおいしい昼食を用意してくださった運営の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。最後まで開催してくださり、本当にありがとうございます。

決勝のプレゼンは全チームとも視聴者投票で5を獲得するというハイレベルなもので、トリとして残されていた私達は(少なくとも私は)プレッシャーでいっぱいでした…。

メンバー三人ともプレゼン自体に抵抗はなく、私の場合は特に身振り手振りなどを抵抗なく行えたため、技術的なことで意識したことは少なかったです。
それとは裏腹に、伝える情報量の調節に神経を払いました。決勝まで半年間積み上げたものをたったの10分間でしか発表できないので、「あれも言いたい、これも言いたい」と、つい詰め込みがちになってしまいました。しかし、それでは聴衆に伝わらないと判断し、スライドにいれる情報の多さから、受け入れられやすいフォントまで、細部にわたって調整を直前まで繰り返していました。直前に学校の先生や親にプレゼンを聞いてもらって、フィードバックを返してもらっていました。

伝えることと、伝わることって全く違うんですよね。プレゼンは発表者だけの存在ではない。受け手がいて初めて成り立つものですから。

頭につけているのはふくろうのカチューシャです。三人分つけようとしたら先輩にやんわりと断られてしまったので一人でつけてました笑

この原稿にも現地でたくさん訂正を入れました。ちなみに私達のプレゼンは10分ギリッギリで終わったんです。本当に危なかった。機転を利かせて短くしてくださった先輩には頭が上がりません。タイムオーバーしていたらどうなったことやら…。

私は何を得たのか?

…とまあここまで熱く語ってしまいましたが!(情報過多になってしまっていたらすみません)キャリア甲子園に参加をして、防災事業の学びはもちろん、仲間の大切さやチームプレーへの理解も深まりました。

唐突な自分語りを少し挟ませていただきますね。
割と私、自分ひとりでなんでもやれちゃうというか、自分一人でやったほうが早いし正確だし楽だ、というマインドで中高を過ごしてきたせいで、全部自分でやっちゃいがちなんです。だから、成功したときはいいけれども、些細な失敗や行き詰まりも全部全部、自分のせいだと受け止めて自らを追い詰めていってしまいがちです。中学時代はよく悩みました。

それでも、キャリア甲子園には「チームとして臨む」という条件があったからこそ、自分ひとりだけの責任にしなくていいというか、全員でやってこそ意味があるものが作れるんだよと諭された気がします。
例えば私は現状に満足しがちなタイプだけど、先輩は常に「越えよう、越えよう」と努力していくタイプ。きっとそれぞれが自分の性格で満足していたら、自分の思考の延長線上にしかモノは作れなかったはずです。でも、時には涙を流すほど激しく意見をぶつけるという経験を通して、自分ではつくれないものを創造することが可能になります。

そのプロセスってすごく苦しくて、時間がかかって、辛い作業になることがほとんどですが、同時にワクワクするものを生み出す過程にいることでもあるんです。そう、辛いときこそ、上向きしかないんです。そのように信じて事にあたるという、ある種の楽観性を身につけたおかげで、かなり気が楽になりました。

伝えたいこと

正直、参加に強制力のない大会は、出場しなくても誰からも咎められることなんてありません。私も「時間がないから」とか色々な理由をつけて、先輩からの誘いを断ることだってできました。険しい道が待っていることは明らかでした。でも、それでもなお、やらない理由よりも単純に、この先輩たちとなら一緒にやってみたいなあ、なんだかどこまで行けるかわからないけど楽しそうだなあ、という気持ちがパッと出てきたんです。この人達なら険しい道も登りきれそうだな、と。

そして、キャリア甲子園に参加して、私は「優勝」という表面的な成果だけではなく、半年間の思い出がギュッとつまった学びを得ることができました。全く関わることのなかったであろう人たちとも交流を深める事ができました。でもそれは、逆説的ではありますが、優勝できたからこそ得られるものだったとも思います。

Re:creation を大会テーマとして掲げるキャリア甲子園2021のエントリー解禁まで、残りもう僅か。興味のある人は是非挑戦してほしいですし、自分と全く違う人をチームメンバーに入れてほしいです。そして、襲ってくる行き詰まりこそ、次の瞬間にはいいアイデアがでる予兆なんだとポジティブに捉えながら、キャリア甲子園を始めとする様々な挑戦を楽しんでいただければ幸いです!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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