【体験談】高校生対象の『日本の次世代リーダー養成塾』とは

実際に校外プログラムに参加した高校生による参加者体験談「パイセンに聞いてみた!」

今回は毎年高校生を対象に開催されている『日本の次世代リーダー養成塾』の参加者体験談です!

では、どうぞ!(以下本文)
                                 

はじめまして、こんにちは!

大阪府在住、四天王寺高校3年の松川雅美と申します。私は2017年7月25日(火)〜8月7日(月)に福岡県を中心として行われた第14回日本の次世代リーダー養成塾に参加させていただきました。

今回は、その日本の次世代リーダー養成塾について(とてもアバウトに!)レポートさせていただきたいと思います。ゆったりお付き合いいただければ幸いです。

(画像をぼかしてあります。)

Q.日本の次世代リーダー養成塾とは?

A.その名の通り、日本の次世代を担うリーダーを育てることを目的とした塾です。略して「リー塾」とよんでいます。(以下、リー塾)

2週間、福岡県宗像市にあるグローバルアリーナ、佐賀県にある佐賀県立波戸岬少年自然の家にて合宿形式で行われます。
メンバーは日本全国各地に加え、韓国、中国、モンゴル、マレーシア、タイといったアジア各国から日本語が堪能な学生が奨学生として招待され、高校1年生〜高校3年生(15歳〜18歳)総勢191人が九州に集まりました。

Q.リー塾の特徴って?

A.大きく分けて、他のサマーキャンプ(詳しくはこちら!→高校生対象のサマーキャンプ一覧(2018)などと異なるのは2つぐらいかなと思います。

・クラス、担任、学生リーダー

リー塾にはクラスがあります。今回は約24名×8クラスでした。そして各クラスには担任とよばれる協賛企業の社員の方と、学生リーダーと呼ばれるリー塾OB,OGをはじめとする大学生がつきます。担任と学生リーダーは、私たち高校生をまとめてくださったり、臨機応変にアドバイスをくださったりします。いわば担任は”お父さん、お母さん”、学生リーダーは”お兄ちゃん、お姉ちゃん”のような存在です

・情報機器禁止

ケータイ、iPadなど…ネット禁止です。その類の情報機器は初日に事務局に預けます。これは私の知っている限りリー塾だけだと思います。何に有効かというとズバリ…友達づくりです!「〇〇を持ってない(やってない)から友達が増えない…」などが一切なく、面と向かって話し合うことの大切さを再確認し、スムーズに友達を作ることができます。でも、ちょっと調べたいのに…という時に調べられず、いわゆる情報難民になり、ネットのありがたさを身をもって感じました。

Q.具体的に何をするの?

A.リー塾は、大きく分けて4つのプログラムがあります。それぞれ詳しくご説明します。

・アジア・ハイスクール・サミット

リー塾では、参加が決定すると事前課題というものが渡されます。今回は、「自分の身の回りに起こっている争いについて深く掘り下げ、考えを書く」というものでした。クラスごとにその作文をシェアし、今回はサミットが「争いを乗り越えて」というテーマだったので、私たちのクラスは「差別」という切り口で話し合いをはじめました。このディスカッションは14日間のうち10日間行います。
第12日目に全体発表の後、本物の投票箱を使って投票をします。

・講義

実に、14日間で22人もの先生が私たちの目の前で講義をして下さいます。その講師の先生とは、各界のプロフェッショナルの方々。日本のみならず海外で活躍してこられたリーダーである先生方のお話は、私達に理想のリーダー像を見つける手がかりを与えて下さるだけでなく、アジア・ハイスクール・サミットにおけるディスカッションで行き詰まったときの助け舟ともなりました。

特徴的なものを挙げると、元国連事務次長の明石康さんの講義では、国連事務次長として活動されていた頃の経験を交えつつ、国際感覚の重要性について、全て英語でお話され、私たちの質問も英語で行われました。同世代の仲間たちがペラペラの英語を話しているのを聞いて、「英語はコミュニケーションの道具にすぎず、話せて当たり前の世界になっていくんだ」と実感しました。

また、少年院で法務教官として勤務していらっしゃった経験のある武藤杜夫さんの講義では、少年院の法務教官としての経験をもとに、「相手を理解するためには単に相手と同じことをするだけではダメだ。なぜ今の相手の姿があるのか、必死に考えねばならない」という極意を伝授していただきました。先生の熱いお言葉に、涙が出そうになりながら聴いていました。

講義の後に講師の先生に直接質問が出来るのですが、普段の学校のような「誰かいませんか?」というような状況は全くなく、毎回手を挙げても当ててもらえないような状態で、なおかつ質疑応答のレベルが非常に高く、「こんなこと、聞いてもいいんかな…」と感じることも多くありました。ちなみに、講師の先生方は毎年少しずつ変わるそうです。

・フィールドワーク

2017年7月、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界文化遺産に登録されました。福岡県宗像市のグローバルアリーナにて活動をしていた私たちは、そのようなホットな場所に足を運び、またフィールドワークの前日には宗像大社宮司の葦津敬之さんが「宗像の世界遺産への取り組み」と題して講義をしてくださいました。そのほか、朝鮮との交流があった佐賀県名護屋城跡、幕末・維新期の記録が多く残る佐賀城本丸歴史館など昨今の日本を考える上では欠かせない貴重な場所にも足を運びました。

・みそ汁コンテスト

14日間のプログラムのうち、この企画に割かれる時間は1時間程度だったと記憶しています。宗像の食材と協賛企業であるフンドーキンさんが提供して下さるお味噌を使ってクラスごとにオリジナルのみそ汁を作ります。コンテストの会場が屋外のバーベキュー会場という、IHやガスコンロといった便利な設備もない中での調理時間、なんと…30分です。24人が一気に作業が出来るわけではないので、うちわで暑さを和らげてくれる人もいたり、大きな声で応援してくれる人もいたり。決められた時間の中で1つのことを成し遂げる難しさ、そして何より男女の壁なんて全くない仲間の大切さを改めて感じました。なみに私たちのクラスは、「フンドーキン賞」という賞をいただくことができました。

リー塾はこれだけでなく、もっとたくさんの魅力的なプログラムがあります。でも、名前からして「堅そう」「難しそう」と思われる方もいらっしゃると思います。私も最初はそうでした。

でも、いざ行ってみると個性豊かで明るい全国各地とアジア各国のかけがえのない仲間と出会うことができ、苦しい場面もありましたがその仲間たちに何度も助けてもらいました。卒塾した今でも、頻繁に現状報告をし合ってお互いを高めあっています。

本記事を寄稿しようと思った理由

ここで、そもそも私がこの記事を書かせていただこうと思った理由をお話させていただこうと思います。それは、私とリー塾との最初の出会いがFacebookだったこと。ネットサーフィンから生まれた奇跡です(笑)。

実はリー塾には「一般枠」「参画県推薦枠」「アジア奨学生枠(公募なし)」という3枠があり、(参画県推薦枠というのは北海道、青森県、岩手県、静岡県、岐阜県、和歌山県、愛媛県、福岡県、宗像市、古賀市、佐賀県、うるま市に在学する生徒が教育委員会等の支援を受けて一般枠より安価で参加することができたり、その都道府県市町村ごとに研修会が行われたりするそうです。)

大阪府在学のため一般枠として応募するしかなかった私は身の回りに過去に参加した先輩もおらず、そもそもリー塾自体の認知度もほぼゼロだったため、リー塾のホームページを参加前、不安で毎日のように見ていました。でも、あまり明確にイメージがすることができなかったのです。

そのような方に少しでもリアルな情報を受け取っていただきたい、そして何より「『行ってみて、体験してみて、はじめて発見すること』が必ずある」という事をお伝えしたかったので、この場を使わせていただいています。

最後に、私がリー塾に参加して得たもの

最後に、私がリー塾に参加して得たもの。それは「伝える力の大切さ」「相手の立場に立って考えることの大切さ」「かけがえのない仲間」です。ネットには書いていない、すばらしい経験をさせてくださった皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。みなさんもぜひ、見たこともない世界への第一歩を踏み出してみてください!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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