プレゼン力も競う?!高校生対象のロボコン『缶サット甲子園』とは!!

『【パイセンに”缶サット甲子園について聞いてみた】by本橋優俊パイセン(当大会参加者)』

この記事の内容とは!
これは「缶サット甲子園」というオリジナリティやプレゼン力も含めて競う高校生対象のロボットコンテストについて、実際に大会に参加した人に当大会について紹介していただいたものです。

ちょ、ちょっと待って何言ってるか全然理解できない!っていう人はこちら
➡︎「パイセンに聞いてみた!」って何?!、てか何このサイト?!

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【以下、取材記事】

缶サット甲子園とは

缶サット甲子園は高校生対象のロボットコンテストです。参加チームはミッションを自ら設定し、そのミッションに沿う模擬人工衛星を作成します。製作した衛星を上空で放出し 降下、着地の過程を通じて技能と創造性を競う競技会です。一般的なロボコンとは異なり技術に加え課題設定のオリジナリティやプレゼン力も競います。

高校生対象で学校ごとの応募です(1 校 1 チーム)。1 チーム当たり生徒 4 名、指導教員 1 名の 5 名ですが、サポートメンバーの人数は限定されません。

例年、6 月下旬から 7 月下旬にかけて地方予選が行われ、8 月に全国大会が開催されます。 全国大会で優勝すると(年により異なりますが)海外のシニア向け缶サット大会の参加権が与えられます。2017年は ESA(欧州宇宙機関)缶サット大会へのゲスト参加権が付与され ました。

缶サットに向けた準備

私のチームが缶サットの準備をはじめたのは 2014 年の 11 月ごろ。翌年 7 月の行われる 地方予選に向け、プログラミングや機械設計を得意とする有志のメンバー5,6 人ではじめ ました。まず缶サットではミッションを設定する必要があります。私たちが立てたミッションは「ナビゲーション」です。上空から地上の画像を撮り、障害物をよけるようにスタート からゴールまで地上のロボットを案内する、というものです。これなら 2 つのロボットを使う斬性、現実にも生かせる実用性がありオリジナリティは問題ない、次はロボット製作だ、と思ったのですがロボット製作がかなり大変でした。私は中学、高校の部活動でロボカップジュニアというロボコンに参加していたのですが、缶サットではロボカップよりも高度な技術が要求されました。機械設計、プログラミング、電子回路すべてにおいて経験したことないものばかり。

実際、慣れない作業で、上空からロボットを放出するためのバルーン を空に飛ばしてしまったり、モータをいくつも破壊したりといったことがありました。、私自身、電子回路担当でしたが、カメラや通信機器を破損してしました・・・。そのため余裕 をもって作業を始めたのにもかかわらず時間を浪費してしまい、結局地方予選でできたこ とは方位センサのデータを SD に保存するだけ。他のチームはカメラで写真を撮ったり降下中の機体制御をしてたりと非常にレベルの高いことができていたのに、です。しかし「でき たこと」だけが評価されるわけではありません。競技中に得たデータをもとに分析、考察、 次回以降の修正方法を発表するプレゼンテーションも成績の一部になります。私のチームは得られた方位センサのデータから機体の安定性の向上と全国大会に向けた改善点を発表しましたが、その点を評価していただき全国大会への出場権を得ることができました。

全国大会

全国大会までにはミッションを一通り完遂できるまで機体、プログラミングを完成させることができたのですが通信不良のためミッションを完遂することができず、また全国大会のレベルは、技術面でもプレゼンでも非常に高いので入賞することはできませんでした。 他のチームは、例えば空気中の成分の光スペクトルを取得し事前に修得した実験データと 比較することで大気中の成分を特定したり、衛星を二つに分離し互いに撮影しあったりと いった独創性もありかつ高い技術力が求められるミッションをこなしていました。

缶サット全国大会の特徴の一つは、全チームが一つの宿泊施設に泊まることです。そのため他のチームと交流し親睦を深められることができます。今でも関東のチームとメールで やり取りすることがあります。全国大会に参加できれば、レベルの高いチームと交友関係を 持てることも缶サット甲子園の醍醐味です。

最後に

缶サット甲子園は相当高い技術が要求されますが、技術力だけでなく発想力やプレゼン力も必要です。技術系は詳しくないんだよなー、という方でもアイデアを出したりプレゼン のサポートをしたりできるので機会があれば参加してみてください。

【缶サット甲子園公式サイトはこちら